ネット雑貨屋の開業は中国輸入がおすすめ!仕入先3選と差別化戦略
ネット雑貨屋を開業しようと考えている方にとって、中国輸入は初期投資を抑えつつ幅広い商品を扱えるためとても魅力的な選択肢です。
雑貨販売は他の商品を扱うよりも手間がかからず、インテリア雑貨や生活雑貨を中心として需要も大きいためおすすめできます。
しかし、これから始める方にとっては、どのように開業すればいいのか、商品はどこから仕入れたらいいのか、など疑問に思うことも多いでしょう。
今回の記事ではネット雑貨屋の開業を考えている方のために、中国輸入ビジネスの魅力と具体的な仕入先や差別化戦略などについて解説します。
初心者の方が気を付けるべきポイントから、将来、ライバルとの差別化を図り事業を拡大する方法まで詳しくお伝えしますので、ぜひ最後まで読んで参考としてください。
目次
ネット雑貨屋開業で中国仕入がおすすめの4つの理由
ネット雑貨屋の仕入先はいろいろとありますが、初心者の方が取り組むには中国輸入がおすすめです。
ここでは最初に、中国輸入がおすすめできる4つの理由についてみていきましょう。
理由1:雑貨屋販売は誰でも簡単に取り組める
雑貨の需要はとても大きく広いターゲット層に受け入れられ、特別な専門知識を必要としないため、初心者でも取り組みやすいジャンルです。
また、比較的サイズが小さいので、保管や管理が簡単です。
かつては「安かろう悪かろう」と言われた中国製の商品も、近年では品質も向上しており、すっかり私たちの日常生活に溶け込んでいます。
日本中に展開されている100円均一ショップの商品の殆どが、中国製品であることが何よりもそれを証明しているのではないでしょうか。
理由2:中国製の雑貨は高利益率が期待できる
中国輸入雑貨の大きな魅力の一つに、高い利益率にあります。
現代の中国製造業は低コストによる生産の効率化に成功しており、他国の同品質の商品と比較しても非常に低価格で仕入れることが可能です。
そのため競争力のある価格で販売しても、十分なマージンを確保できるため、収益性の高い雑貨ショップの運営ができます。
最近の円安トレンドが心配な方は、下記の記事を参照ください。
理由3:中国輸入雑貨は商品の品揃えが桁違いに豊富
中国輸入雑貨の大きな魅力として、商品の多様性とその豊富な品揃えが挙げられます。
中国は今や世界有数の製造大国であり、代表的なアリババグループ傘下ECサイトの商品は、ジャンルも豊富でその商品点数も何十億点を下りません。
そのためネット雑貨屋を始めても、消費者の多様な好みや需要に応じた商品を、幅広く選択することが可能です。
クリスマスやハロウィン、誕生日などの季節やイベント向けのアイテムといった、特別な需要に対応した商品も人気です。
また、中国の製造業者は市場のトレンドに敏感で、新しいデザインやアイデアを迅速に製品化して市場に投入する能力に長けています。
そのため、流行に応じて最新の商品を常に取り揃えることが可能です。
理由4:輸入代行業者の利用で初心者でも安心して取り組める
複雑な中国輸入ビジネスも、輸入代行業者を利用することで、初心者の方でも安心してネット雑貨屋の運営に取り組むことができます。
輸入代行業者は、商品の仕入れから輸送、関税手続き、さらには品質管理まで、輸入に関わる一連のプロセスの代行サービスを提供しています。
これにより、言語の壁や輸入手続きの複雑さ、国際商取引のリスクなど、多くの初心者が直面する課題を大幅に軽減できるのです。
また、輸入代行業者は、現地の市場や法規制に精通しており、コンプライアンスを遵守しつつ効率的に商品を仕入れる力に長けています。
このように敷居が高く思える中国輸入による雑貨屋経営でも、安心して取り組むことができるのです。
ネット雑貨屋をどこで開業すればいいのか?
ネット雑貨屋を開業する際には、販売先のプラットフォームの選択が非常に重要です。
販売方法には、大手ECサイトの利用と自社ECサイトの構築に大別され、それぞれの選択肢にはメリットとデメリットがあります。
ここでは、それぞれのビジネスモデルを解説します。
大手ECサイトで開業する
Amazonや楽天市場など、大手ECサイトでのネット雑貨屋開業の最大のメリットは、既に確立されたプラットフォームの上で効率的にビジネスを行えることにあります。
大手ECサイトでは日常的に大量のユーザーがアクセスしているので、新規ショップでもすぐに潜在的な顧客にアプローチすることが可能です。
さらに、大手ECサイトは決済システムや配送オプションなど、ネットショップ運営に必要な基盤を完備しています。
これにより店舗オーナーはこれらのシステムを自前で用意する手間とコストを削減でき、販売活動に集中することができるのです。
また、マーケティングツールやデータ分析機能を備えているプラットフォームも多く、これらを利用することで効果的な販促活動が行えるでしょう。
ただし、大手ECサイトの利用する場合、他の多くのライバル店と直接競合することになります。
そのため、長期的な成功を収めるには、商品の差別化や価格競争が重要な要素となります。
また、プラットフォーム側の利用規約や手数料に従う必要があるため、自由度には限りがあることに抵抗を感じるかもしれません。
このように、大手ECサイトでの開業は、安定した訪問者数と低い初期コストを活かし、迅速に市場へ参入することができますが、競合が多く制約された環境であることも覚えておくべきです。
自社ECサイトを構築する
自社独自のサイトを運営することで、自社ブランドのイメージや顧客との関係を直接的に管理し、他の競合と差別化を図ることが可能になります。
また、ショップのデザインや機能、顧客体験を自由にカスタマイズできるため、独自のマーケティング戦略を展開しやすくなる点も大きなメリットです。
顧客データを自由に収集でき、これを基にした顧客分析や独自のマーケティングも行えます。
これまで自社サイト構築には大きな初期投資や難解なITに関する知識が必要でしたが、近年では誰でも簡単にECサイトを構築できるサービスが増えています。
ただし、Amazonといった大手ECサイトのような集客力がないため、SNSやブログなどを活用して独自で顧客を獲得する必要があります。
したがって、最初は大手ECサイトでの開業から始め、ある程度の規模の拡大とブランド認知が進んだ時点で自社ECサイトを構築するのがいいでしょう。
ShopifyやBASE、STORESなどの自社ECサイト構築サービス会社についての情報は、下記サイトで詳しく解説していますので参照ください。
中国輸入雑貨のおすすめ仕入先3選
中国輸入による雑貨ビジネスを成功させるためには、信頼できる仕入先の選定が重要です。
中国には事業規模に合わせてさまざまな仕入先があり、それぞれに特徴があります。
ここでは、その中から特におすすめの3つの仕入先を紹介します。
初心者が小ロット仕入から始めるならAliExpress(アリエクスプレス)
初心者が副業ベースで中国輸入雑貨販売を始めるなら、1個からの仕入れでスタートできるAliExpressがおすすめです。
AliExpressは中国を代表するアリババグループ傘下のC2C型越境ECサイトで、個人が中国から簡単に直輸入ができる唯一のプラットフォームです。
AliExpressでは、多種多様な商品を小ロットで購入することができるため、在庫リスクを抑えながら多くの商品の可能性を試すことができます。
AliExpressのもう一つの大きな利点は、プラットフォームの使いやすさです。
越境ECサイトなので日本語対応されており、まるで日本のECサイトに来ているような錯覚を起こすほどの優れた利便性を感じるでしょう。
さらに、多くの販売者が送料無料のサービスや返品ポリシーを提供しており、国際取引でありがちな不安を軽減できます。
ただし、物流も含めて世界へ向けたサービスを展開しているため、他の中国ECサイトと比較すると商品価格は少し高めな設定になっています。
AliExpressに興味を持たれた方は、下記記事でさらに詳しく解説していますので参照ください。
中国輸入仕入先の人気No1.サイト1688.com
1688.comは、Aliexpressと同じくアリババグループが運営するB2B型卸売ECサイトで、主に中国国内向けにサービスを提供しています。
1688.comは大量仕入れを前提としており、仕入数に応じて単価が低くなるため、ある程度のまとまった数量を扱う多くの事業者が利用しています。
1688.comを利用する最大のメリットは、コストパフォーマンスの高さです。
直接、製造業者から仕入れることができるため、中間マージンが削減され他のECサイトよりも低い価格で商品を購入することが可能です。
ただし、1688.comを利用する際には注意が必要です。
サイト内の情報と業者とのコミュニケーションは基本的に中国語で行われるため、言語や商習慣の壁が大きな課題となります。
さらに、海外への直送ができないため、輸出入の手配を自身で行わなければなりません。
しかし、それらを考慮しても1688.comの商品は価格競争力がある商品が豊富なため、日本でも一番多くの事業者が輸入代行業者を利用して買い付けを行っています。
弊社「THE CKB」は、1688.comの公式パートナーですので、興味を持たれた方はぜひ下記記事を参考にしてご利用を検討してください。
世界最大級の卸売市場・義烏国際商貿城(福田市場)
中国にはいくつもの大規模卸売市場がありますが、中でも義烏(イーウー)市の義烏国際商貿城(福田市場)は世界最大級の巨大卸売市場です。
建築面積約250万平方メートル、東京ドーム約53個分に相当するスペースに、ブースが4万店以上もひしめいている市場で、日用雑貨を中心に小売商品70万種類以上が扱われています。
世界中のバイヤーだけでなく、中国の大手ECサイトの出店業者でさえ買い付けに来るほど、多様な商品が低価格で販売されているのが大きな特徴です。
卸売市場はECサイトとは違って商品を直接手に取って確認できるため、品質の評価がしやすいというメリットもあります。
そのため日本からも多くの仕入ツアーが組まれ、一度に大量の商品の買い付けが行われることも珍しくありません。
ただし、市場があまりにも巨大で言葉の問題もあるため、現地事情に詳しい輸入代行業者や代理店などのツアーに参加するのがいいでしょう。
弊社「THE CKB」のシステムを利用して頂ければ、日本に居ながらにして義烏(イーウー)福田市場の商品をネットで1個から購入可能です。
興味のある方は、お気軽に下記よりお問い合わせください。
中国輸入・雑貨仕入で注意すべき4つのポイント
雑貨は比較的扱いやすい商品ですが、中国輸入に初めて取り組まれる場合、仕入れ先の選定、品質管理、そして国際輸送事情などにおいて、いくつかの注意事項があります。
これらのポイントを事前に知っておくことで、事業をスムーズに始めるころが可能ですので参考にしてください。
ポイント1:価格の安さだけで選ばない
中国輸入においては、価格の安さだけに注目して仕入先を選ぶのは避けるべきです。
他店よりも安い仕入価格は誰にとっても魅力的ですが、必ずしも品質が保証されているわけではありません。
安い商品は製造過程での材料コストの削減や労働基準の無視など、品質に悪影響を与える要因が含まれている可能性があります。
粗悪な商品を販売してしまうと、返品率が高くなったり顧客満足度が下がることにつながり、ブランドの評判を損なうことになります。
ポイント2:優良店舗から仕入れる
中国のECサイトでは、商品画像や価格が同じでも、商品の品質が異なるケースがよくあるため注意が必要です。
その背景には同じ画像を使い回しているような事情がありますので、仕入先は必ず、商品の品質保証、製造業者の評判、アフターサービスの質など総合的に評価して決めることが大切です。
また、長期的なビジネス関係を築くためには、コミュニケーション力や取引の透明性などにおいて、信頼できるサプライヤーとの良好な関係が不可欠です。
そのため、仕入先に迷った場合は、各店舗からテスト仕入を行い、商品の品質はもちろんのこと、店舗スタッフの対応力や商品の梱包状況や発送までに要する期間などを細かくチェックしましょう。
ポイント3:商品はできるだけ小さく軽量で壊れにくいものを選ぶ
中国輸入において小さくて軽く、壊れにくい商品を選ぶことは、特にロジスティクスのコストと効率性を考慮するうえで重要です。
小さな商品は梱包や保管が簡単であり、輸送コストを大幅に削減することができます。
また、軽量であればあるほど国際送料の負担が軽減されるため、利益率を高めるのに役立ちます。
さらに、国際輸送では商品破損のリスクがあるため、壊れにくい商品を選ぶことで返品や交換といったアフターケアの手間とコストを低減されるでしょう。
このように、商品のサイズ、重量、耐久性を選定基準にすることは、運送コストを抑え、顧客からの信頼を得るために効果的な手段です。
ポイント4:春節など仕入が困難な時期を把握する
中国輸入においては、春節(中国の旧正月)をはじめとする特定の祝日や休業期間を把握しておくことが非常に重要です。
特に春節期間中は、中国全土で工場やビジネスが長期にわたり休業し生産活動が停止するため、仕入遅延によって販売や配送スケジュールに大きな影響を受けます。
このため、春節などの大きな休業期間を予め考慮に入れ、それに合わせて在庫を確保したり、発注計画を調整したりすることが重要です。
また、春節が終わった直後も、工場がフル稼働に戻るまでに時間がかかるため、生産の再開や出荷の正常化を見越して計画を立てる必要があります。
このように国際ビジネスを行う際は、相手国の文化や習慣に合わせた柔軟な対応が求められるます。
自社ブランド商品の開発で競合との差別化を図る
雑貨のように需要が大きなジャンルの人気商品は、価格競争に巻き込まれることも少なくありません。
そのためネット雑貨屋の長期的な運営のためには、ビジネスが軌道に乗ってきた時点で独自商品の開発による競合との差別化へ進むことが重要な戦略です。
最後に、差別化に欠かせないOEM/ODMについて解説します。
OEMによる競合との差別化
OEM(Original Equipment Manufacturing)は、商品の企画や設計・開発を自社で行い、製造のみを工場に委託して自社ブランドで販売することを言います。
このアプローチにより、デザイン・機能・オプションなどにおいて差別化を図ることで、競合に対して優位性を築くことが可能です。
例えば、特定の顧客群をターゲットにしたデザインや機能を持たせた製品を市場に投入することで、他の競合とは一線を画すブランドイメージを広められるでしょう。
中国のOEM工場と連携するメリットは、高品質な自社ブランド商品を市場に迅速に投入できるだけではありません。
市場のトレンドに合わせた柔軟な商品開発が可能となり、競争力のある独自商品を計画的に生み出すことができるのです。
そしてOEM商品を取り入れることで、長期的なブランド価値を提供できビジネスの安定につながります。
OEM商品の開発については、下記記事で詳しく解説していますので、ぜひ参照ください。
ODMによる競合との差別化
ODM(Original Design Manufacturing)は、開発、設計、製造までを製造工場へ委託して商品を生産し、自社ブランドで販売する方式のことを言います。
OEMが商品の製造のみを委託するのに比べて、ODMでは商品の企画以外はすべて製造工場へ委任する手法です。
設計から製造までを一貫して任せるので、生産効率やコスト削減が可能となり、独自ブランド製品の開発スピードも高まります。
ただし、ODM商品は製造工場への依存度が高く、自社の品質基準を満たせないことがあるため、ODM先工場の選択は慎重に行うべきです。
また、製造工場が持つデザインやテンプレートがもとになるため、自社ブランド品が簡単に競合に真似されてしまうリスクも否めません。
ODM商品については、下記記事で詳しく解説していますので参照ください。
まとめ
今回の記事では、初心者でも手軽に始められる人気のネット雑貨屋の中国輸入による開業について解説しました。
中国輸入と聞くと「自分にできるのだろうか?」と不安に思う人も多いですが、中国輸入代行業者を利用することで、国内仕入と変わらない感覚でのビジネスが可能になります。
弊社「THE CKB」では、個人の副業ベースから大規模事業者まで幅広いプランを提供しいます。
また、既述の通り自社ECサイトを持つ方のためにも、Shopify、BASE、STORESといった人気サービス企業と提携しており、システム連携により注文の自動処理などの便利な機能をご利用いただけます。
このように中国輸入でネット雑貨屋を開業し、長期に渡りビジネスを展開するには、中国輸入代行業者最大手の弊社「THE CKB」のご利用がおすすめです。
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