auPAYマーケットへの出店方法とは?ライバルの少ないECサイトで稼ごう!
日本のECサイトと言えば、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングが有名ですが、今回の記事ではこれらの大手3社を追いかけるauPAYマーケットを紹介します。
中国輸入販売を拡大する方法はいろいろありますが、販路拡大が一番取組やすい方法かもしれません。
auPAYマーケットは、まだ比較的新しいECサイトであり、出店もそれほど難しくなく、競合も少ない状況なので、初心者の方にもおすすめのプラットフォームです。
プラットフォームが変われば、利用しているユーザーの特徴も変わるので、扱っている商品ジャンルによっては、大きく伸びるチャンスもあるでしょう。
そこで、auPAYマーケットに関する基本的な情報から、メリット・デメリットをはじめ、出店方法、審査基準について詳しく解説します。
販路をもう一つ増やしたいという方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
目次
1. auPAYマーケットとは?
auPAYマーケットは、auコマース&ライフ株式会社とKDDI株式会社が共同で運営するECサイトです。
プラットフォームとしてはまだ新しく、2017年に生まれたECモールの「auWowma!」が
2020年に「auPYAマーケット」へ名称変更したものです。
したがって、物販をしている方でも詳しく知っている人は少ないかも知れません。
そんな歴史の浅いECサイトですが、扱っている商品ジャンルはファンションからグルメ、家電などを始め37種類もあり、総合ショッピングサイトとして注目されています。
詳細につきましては、下記のホーページ・カテゴリ一覧を参照ください。
2020年にはポイントサービスの「Ponta」と統合したことにより、Ponta会員約1億人のユーザーをターゲットとできるようになりました。
また、auIDをオープン化したことにより、auユーザーだけでなく、他のキャリアユーザーへも利用が広がっています。
このようなauPAYマーケットの特徴は下記の通りですので、今利用しているプラットフォームと比較してみてください。
auPAYマーケットの特徴 |
ユーザーの97%がauをはじめとするスマートフォンユーザー |
ユーザー層は30~50代が中心で、男女比はほぼ同じ |
スマートフォンやタブレットでの利用に最適化されている |
auPAYマーケットへの出店方法
auPAYマーケットで開店は、申し込みから約1ヵ月程度で可能です。
ここでは、auPAYマーケットへの出店方法を、必要書類から、申込、審査という順で解説していきます。
審査ポイントや出店費用についても詳しく説明しますので、出店にトライされる方はぜひ参考にしてください。
auPAYマーケット出店への各種書類の準備
auPAYマーケットへの出店に必要な書類は下表の通りで、個人事業主と法人とでは内容が異なりますので注意が必要です。
これらの書類は提出の際にアップロードする必要があるため、あらかじめPDF化しておくといいでしょう。
申し込み手順
必要書類が準備できると、auPAYマーケット出店サイトにアクセスし、出店申込フォームに必要事項を入力して仮申し込みを行います。
仮申し込みで入力するメールアドレスは、フリーメールやキャリアメールの利用が禁じられている為、独自ドメインによる専用のメールアドレスが必要です。
専用のメールアドレスをお持ちでない方は、あらかじめ準備しておきましょう。
仮申し込み後、登録したメールアドレスに本申し込みフォームが届きますおで、順次必要事項を入力していき、Web決済の申し込みと口座情報の登録を行えば完了です。
審査
WEBから出店申込が完了すると、auPAYマーケット側にて審査に入ります。
審査期間は明確に決まっていないようですが、審査が完了次第、結果の連絡が入ります。
審査に通過すると、メールで「入会申込書」や「口座振替依頼書」といった必要書類が送られてきますので、電子署名を行い返送します。
書類の返送が完了したら、店舗ページの作成や商品登録などを行い出店が可能となります。
auPAYマーケットは、後発のECサイトということもあって、審査はそれほど厳しくないようです。
ただし、出店申請段階で、雑な対応をしていると印象が悪くなり、審査に通らないこともあるので注意が必要です。
auPAYマーケットの出店プランと費用
au PAY マーケットでは、「コミコミ出店プラン」によって決められており、ポイントは下記の通りの3つです。
ポイント1:各種の決済手数料が一括コミコミで安い
ポイント2:売上が高くなるほど、成約手数料が下がる
ポイント3:決済手数料と一緒なので、販売手数料がわかりやすい
au PAY マーケットでは、「コミコミ出店プラン」によって決められており、ポイントは下記の通りです。
この成約手数料の率は、下表のようにカテゴリと売上に応じて定められ、売上が高くなるほど下がる仕組みとなっています。
auPAYマーケットへ出店するメリット・デメリット
最後に、ことによるメリット・デメリットを説明しますので、取り組まれる前に目を通して置いてください。
auPAYマーケットの4つのメリット
auPAYマーケットへ出店するメリットは下記の4つです。
auユーザーをバックとした強い集客力
auはご存知の通り日本の大手キャリアであり、約2,500万人もの多様な顧客層を持つユーザーを持っています。
auPAYマーケットへ出店するだけで、この広範な顧客層をターゲットとすることが可能であり、効果的なサービスや宣伝を展開することで販売の拡大が見込めるでしょう。
また、auユーザーにとっても、auPAY決済によるポイント獲得やキャッシュバックを受け取れるので、auPAYマーケットでの購入は魅力的なのです。
このように、auPAYマーケットには大きなな集客力があるところが、出店者にとって大きなメリットのひとつです。
新規ECサイトであるため競合が少ない
auPAYマーケットは既述の通り創業が新しいECサイトであるため、Amazonや楽天市場といった大手ECサイトと比較して、競合が少ないというメリットがあります。
したがってAmazonや楽天市場などのように、多くの出店者が同じカテゴリーや商品に集中し価格競争に陥ることも少ないでしょう。
そのため出店者はより目立つことができ、自社の商品やサービスを効果的にアピールするチャンスに恵まれていると言えるでしょう。
また、競合が少ないことで丁寧な顧客対応の実施が可能となり、顧客満足度の向上によるリピートオーダーの獲得や口コミによる集客力の向上が期待できます。
シンプルな料金体系
auPAYマーケットの料金体系は、既述の通り決済手数料と成約手数料が一本化された「コミコミプラン」という業界初の非常にシンプルなシステムです。
これは、店舗運営上においてもわかりやすく、販売管理がスムーズに進めることができるメリットがあります。
他のECサイトでは、複数の手数料や隠れたコストが発生するため、費用の管理が難しく頭を悩ませなることがありますが、auPAYマーケットにはそういったことは発生しにくいでしょう。
支払い方法が豊富
au PAY マーケットの決済手段では、毎月のauの通信料などの料金と一緒に支払うことができる「au PAY かんたん決済」が選択可能です。
そのため、クレジットカードを所有していないユーザーにとっても、au PAY マーケットでの商品購入はハードルが低いので、ライトユーザー層を獲得しやすい特徴があります。
他にも、クレジットカード払い・銀行振込・代金引換や、コンビニ決済など、豊富な支払い方法があるため、買い物をしやすい環境が大きなメリットとなっています。
auPAYマーケットの3つのデメリット
auPAYマーケットのデメリットを紹介しますので、内容を理解しあらかじめ対策を講じておくと出店後の営業がスムーズになるでしょう。
出店審査に固定電話番号が必要
auPAYマーケットへ出店するには、審査の段階で固定電話番号が必要です。
この固定電話番号は、出店者の確認や連絡先を確実にするためとされていますが、所持していない一部の出店者にとっては追加費用や手続きが発生し、出店のハードルとなることがあるかもしれません。
フリーメールアドレスの使用不可
出店申請において、信頼性やセキュリティの観点から思われますが、フリーメールアドレスは利用できず、独自ドメインを取得する必要があります。
そのため、ドメインの取得のための追加費用や維持費がかかり、メール設定に関する技術的な知識も必要となります。
CSV機能の利用が有料
大量の商品の一括出品や、商品情報の登録・変更・削除するのに、CSV機能は非常に便利です。
特に、多くの商品を扱っている出店者にとっては、効率的な運営に欠かせないツールでしょう。
しかし、CSV機能はオプションプランとなっており、利用するには月額11,000円(税込)の費用がかかるので注意が必要です。
まとめ
au PAY マーケットは、新しいECサイトなのでまだまだ出店数は少ないですが、大きな成長が見込めるマーケットプレイスです。
中国輸入販売において、さらなる事業拡大を図りたいという方には、ライバルが少ない今が絶好のチャンスかもしれません。
商品や店舗の独自ページを作成することができるので、商品の特徴をアピールするにはうってつけのECモールでしょう。
大型イベントやauユーザー優遇キャンペーンの開催、さらにはライブコマースへ注力など、他にはあまり見られない販売機会の提供がありますので、興味のある方はこの記事の手順にそって、出店していきましょう。