中国輸入ビジネスで稼げない8つの理由と成功に近づける3つのポイントを解説!
「中国輸入ビジネスを始めてみたけど、なかなか稼げるようにならない」
「中国輸入ビジネスの売り上げをもっと上げたい!」
そのような疑問や悩みをもつ人向けに、この記事では中国輸入ビジネスで稼げない8つの理由と、成功に近づける3つのポイントについて具体的に解説していきます。
この記事を読んであなたも中国輸入ビジネス初心者から一歩抜け出しましょう!
目次
まずは中国輸入ビジネスの基本を知ろう!
中国輸入ビジネスで稼げない理由を紹介する前に、まずは中国輸入ビジネスの基本について簡単に振り返ってみましょう。
中国から商品を仕入れて日本国内で販売する物販ビジネス
中国輸入ビジネスとは文字通り「日本国内で販売する商品を中国のタオバオやアリババから仕入れるビジネスモデル」を指します。
商品を安く仕入れられるという点で、規模の小さな個人EC事業者に人気があります。また、代行業者を利用することによって中国語ができなくても気軽に始められる副業としても人気が出てきました。
中国製品の価格メリットを生かした高利益ビジネスが魅力
中国輸入ビジネスの最大の特徴は、中国から商品を仕入れることで価格メリットを生かした高利益ビジネスであることでしょう。日本国内で仕入れた場合の利益率は、せいぜい30%もあれば高い方ですが、中国輸入ビジネスの場合の利益率は90%を超えることも珍しくありません。
高い利益率こそ中国輸入ビジネスの魅力と言えます。
数ある物販ビジネスの中でも利益率90%を超えるビジネスモデルは、おそらく中国輸入ビジネスしかないでしょう。
また、最近になって人気が出てきた理由として、中国語ができなくても個人の副業として気軽に始められる環境になった点も大きいと言えます。
中国輸入ビジネスのトラブルを事前に知っておこう!
ただ単に商品を安く仕入れられるという認識で中国輸入ビジネスを始めると、不必要なトラブルに遭遇するかもしれません。もちろん中国輸入ビジネスの最大の魅力は高い利益率です。ただ、「安かろう悪かろう」ではありませんが、価格の低さは相応のトラブルがつきものです。
では、どのようなトラブルがあるのか見ていくと、
・不良品が送られてきた
・商品ページに掲載されている写真と違う商品が送られてきた
・支払いをしたのにいつまで経っても商品が発送されない
・中国の販売者(セラー)と音信不通になってしまった
といったリスクやトラブルがあります。
中国輸入を始める前に、このようなトラブルをあらかじめ認識しておいた方がいいでしょう。
副業初心者におすすめできる物販ビジネスなら「中国輸入ビジネス」
中国輸入ビジネスが稼げないと言われる8つの理由と対策を徹底解説
中国輸入ビジネスを始めてみたけど、なかなか稼げない……
そう悩む人は多いでしょう。
実際のところ、中国輸入ビジネスで稼げる人と稼げない人がいるのは事実です。では、中国輸入ビジネスで稼げる人と稼げない人では何が違うのでしょうか?
ここでは中国輸入ビジネス初心者が陥りやすい稼げない8つの理由と、その対策について具体的に紹介していきますので参考にしてください。
【理由1】中国と日本のビジネス習慣を理解していない
中国輸入ビジネス初心者が陥りやすい理由でまず挙げられるのが、中国特有の事情を理解していないことでしょう。取引先は日本ではなく、言葉もビジネスに対する考え方も全く違う中国が相手になります。
したがって、日本人相手と同じ感覚のままでビジネスを進めていくとうまくいきません。日本人同士のビジネスシーンでは「これくらい言わなくても分かるだろう」と阿吽の呼吸で済ませてしまう場合も多くありますが、中国を相手にするビジネスでは通じません。
そのため、中国輸入ビジネスを始める前に、まずは中国特有の事情と中国人の考え方について知っておく必要があります。
その中でも中国輸入で失敗しがちなポイントとして「品質に対する考え方」でしょう。日本人の感覚であれば誰が見ても不良品と思えるものでも、中国の販売者は当たり前のように商品を良品として送ってきます。高い不良率はそのまま輸送コスト全体を押し上げてきます。
そのため、品質の悪い商品は日本に送る前に不良品として落とすことが大切です。ただ、中国現地にでも行かなければ、商品発送前の状態を自分の目で見ることができませんよね。だからこそ、代行業者などを利用することによって第三者の目で判断することが重要になります。
【理由2】売れる商品をリサーチできていない
中国輸入ビジネスでもっとも大事なポイントと言えるのが、「商品リサーチ」でしょう。
実は、自分の感覚だけで「これは売れそうだから仕入れてみよう!」と判断するのは危険です。
最近では中国輸入ビジネスのリサーチ方法も確立されてきており、正しいリサーチ方法を独学で模索する必要がありません。
例えば、Amazonでは毎月どの商品がどれくらいの価格で販売されていて、どれくらいの回転率なのかという情報は、リサーチツールで瞬時に分かります。
したがって、中国輸入で仕入れる商品のリサーチ業務も自分の感覚だけに頼らず、リサーチツールを組み合わせることによって、売れる商品を見つけられるようにしていきましょう。
【理由3】正しい仕入れ先を知らない
中国ビジネスで成功している人の共通点は、「正しい仕入れ先」を知っていることです。中国輸入ビジネスの仕入れ先はだいたい決まっていますが、目的によってそれぞれの仕入れ先を使い分けています。
仕入れ先はインターネットだけで探すのではなく、中国現地に行って直接工場側と交渉することも大切です。
中国輸入ビジネスで失敗と成功を分けるポイントは、どれくらい正しい仕入れ先を知っているかどうかにかかっていると言ってもいいでしょう。
したがって、独自で仕入れ先を調査する方法でもかまいませんが、正しい仕入れ先を知っていそうな先人の真似をすることで、失敗するリスクを減らし、効率よく中国輸入ビジネスを始められます。
中国輸入で欠かせない「タオバオ」と「アリババ」の違いとは?ショップの見分け方も解説!
【理由4】正しい利益率を計算していない
正しいリサーチをしてちゃんと販売しているのに、手元にお金が残らないと悩んでいる人は、利益を正しく計算できていない可能性があります。
中国輸入ビジネスでは商品単価である仕入れコスト以外に輸送コストや関税などの税金など、色々な中間コストが発生します。
コスト計算で特に見落としがちなのが税金関係でしょう。中国輸入ビジネスは中国から商品を仕入れるため、普段聞きなれない関税など輸入ビジネス特有のコストが発生します。輸出入のビジネスモデルを理解していなければ、見落としがちなコストの一つです。
したがって、利益率を計算するときはすべてのコストを厳密に出しておく必要があります。
【理由5】販売先をAmazonだけに限定している
中国輸入ビジネスの販売先としてAmazonは有力な販路の一つですが、Amazonだけに販路を絞っている人が少なくありません。販路を限定することで、売り上げの経路を狭めることになり、リスクが大きくなってしまいます。
Amazonの基本姿勢はご存じの通り「顧客第一主義」です。Amazonを利用する人にとって不利益があれば、Amazon運営側は容赦なくアカウントを停止してきます。実際に、2021年には多くの中国輸入業者のアカウントが停止に追い込まれました。
そのため、中国輸入の販路をAmazonだけに絞っているのはリスクの高い方法だと言えます。ちなみに中国輸入の販路は目的や用途に応じていくつか候補がありますので、まずは自分で調べてみましょう。
【理由6】購入者目線に立っていない
中国輸入ビジネスを始める動機にもつながりますが、物販ビジネス初心者は「中国輸入ビジネスは稼げる!」とお金を第一に考えてしまいがちです。中国輸入ビジネスも仕入れた商品が売れないと利益になりません。物販ビジネスは相手がいて初めて成り立つビジネスです。
そのため、「お客様の視点に立てているか」という物販ビジネスの心構えが大切になってきます。優先するべきは自己中心的な考えではなく、相手の気持ちということですね。
「購入者目線で考えられない」
と悩む人もいるかもしれませんが、ふだんからあなたも買い物をしているはずです。なぜその商品を手に取ったのか、この広告は誰に向けて発信されているのかという視点で見てみると、自然と相手の立場になって考えられるものです。
ぜひ、普段の自分の行動を振り返ってみてはいかがでしょうか。
【理由7】代行業者を利用していない
今まで紹介してきた理由のように、すべてを一人だけで対応すると中国輸入ビジネスは手に負えなくなります。費用対効果の効率を考えても、ビジネスパートナーが必要になってきます。
特に日本の品質レベルをよく理解した検品作業に対応してもらえる代行業者の存在は、あなたにとっても力強い味方になってくれるでしょう。
代行業者を利用するデメリットとしてコストが増えてしまいますが、コスト以上のメリットを得るためにも、代行業者を利用した方がいいと言えます。
なお、弊社「THE直行便」ではお客様一人ずつに専任スタッフが付き、中国輸入ビジネスを成功に導くアドバイスをさせていただくプランを用意しています。
【理由8】継続して改善する意識が足りてない
最後は精神論となってしまいますが、稼げない理由として「継続する力」が挙げられます。中国輸入ビジネスはすぐに結果が出るビジネスではありません。物販ビジネスである以上、最初の1個を販売するところから始まります。1個から5個になり、10個から100個と販売数が多くなるにつれて、ビジネス規模も大きくなっていきます。
したがって、成功するためには中国輸入ビジネスを継続する力が何より必要になります。途中でトラブルに巻き込まれることもあるでしょう。売り上げが伸びずに辞めてしまいたい気持ちも生まれるでしょう。そのたびに諦めてしまおうと思うかもしれません。
ビジネスで結果を出している人はどんな嫌なことがあっても続けてきた人です。続けなければ見えない景色もあります。中国輸入ビジネスも同じように、目標をもって続けていかないと稼げるようになりません。
中国輸入ビジネスを成功に近づける3つのポイント
これまでは中国輸入ビジネスで失敗しやすいポイントを解説してきました。ここからは中国輸入ビジネスを成功に近づけるための3つのポイントを紹介していきます。
【ポイント1】徹底的に商品リサーチに時間をかける
中国輸入ビジネスで稼げない理由にも挙げましたが、中国輸入で成功するためには「何を売るか」が大切になります。しかも「売れそうだから」という感覚に頼った商品ではなく、緻密なリサーチを行った結果、売れる確証が得られた商品でなければいけません。
そのため、商品リサーチには徹底的に時間をかけてください。
幸い、商品リサーチツールは探せばいくらでも見つけられます。その意味では中国輸入ビジネスを始められる環境が整っているとも言えます。ただ、そのぶん新規参入の競合も同じように増えます。だからこそ、正しい方法を身に着ける必要があるのです。
商品リサーチの精度を上げるためにはツールの存在も重要ですが、消費者の購買心理を学ぶこともおすすめです。
「なぜその商品に惹かれるのか?」
「なぜ近所の商品メニューに『松・竹・梅』が存在するのか?」
といった疑問をもつことで、自然に消費者の購買心理にも興味をもてます。消費者にモノを売るという考えはマーケティング分野になりますが、図書館で行動心理の本を借りて勉強するだけでも、商品リサーチに役立ちますのでおすすめですよ。
【ポイント2】ライバルと差別化するためのブランディングを明確にする
さきほどの行動心理と重なりますが、中国輸入ビジネスに慣れてきたら「ブランディングの意識」をもつこともおすすめです。
あなたはどういった商品(価値)を消費者に届けたいのでしょうか。
人の行動心理を学んでいくと、「共感」といった言葉をよく目にすると思います。現代社会の人は広告に見飽きています。「ステマ(ステルスマーケティングの略)」という言葉があるように、「自然な手法で広告に見せかける方法」も取り入れられています。
スーパーで売られている野菜を買うときだって農家の顔写真があれば安心しますよね。そこに「農家の苦労話やどんな思いで野菜を育てているのか」というエピソードがあったらどうでしょうか。多少、値段が高くても手に取ったりしているのではないでしょうか。
野菜と同じであなたが企画する商品も共感できるエピソードがあれば、より消費者の心に届くかもしれません。
したがって、中国輸入用の自社ショップを立ち上げたら商品コンセプトやテーマが決まったブランディングを意識してみるのもおすすめです。
販路ごとの特徴を理解し、商品ごとに販路を使い分ける
中国輸入ビジネスの販路候補はAmazon・楽天・メルカリ・ヤフーショッピングなどに分かれていますが、それぞれの特徴を活かした開拓が必要です。
例えばAmazonであれば、
・ユーザーは男性なのか女性なのか
・どの年齢層のユーザーが多いのか
・家族構成
・顧客単価
・どういった商品が売れるのか
など、ある程度決まっています。楽天やヤフーショッピングでもそれぞれの特徴をもっています。最近ではインスタグラムなどのSNSサービスを使った販路も注目され始めています。
さらにC to Cの取引形態で大きなシェアを占めるメルカリは、2021年10月にサービス内でお店を開設できる「メルカリShops」を始めました。今までは1点ずつ商品登録をする必要がありましたが、在庫システムを導入することにより、商品管理の手間を大幅に減らすことができます。
Amazonをはじめ、それぞれの販路には強い分野が存在ますので、販路ごとの特徴を踏まえて開拓していくことをおすすめします。
まとめ:中国輸入ビジネスは正しい方法で取り組めば利益を出せる初心者向け物販ビジネス
この記事では中国輸入ビジネスが儲からないと言われる理由を紹介しながら、どうすれば軌道に乗せることができるのかについて具体的に見てきました。中国輸入ビジネスが稼げない理由を簡単にまとめると、
・中国特有のビジネス習慣を理解していない
・正しい商品リサーチ方法に時間をかけていない
・正しい仕入れ先を知らない
・利益を正しく計算できていない
・販路をAmazonだけに限定している
・消費者の視点で考えていない
・代行業者を利用していない
・継続して取り組んでいない
ということでしたね。
中国輸入ビジネスで稼げるようになる方法は周辺環境が整備されるに従い、徐々に確立されてきています。自分を信じて我流を通すのではなく、先人の知恵を借りながら正攻法で取り組んでいけば、失敗する確率も下げられます。