【中国輸入・メルカリ販売】売れた商品履歴を削除する理由と方法・徹底ガイド!
中国輸入ビジネスにおいて販売先にメルカリを利用している方も多いですが、売れた商品の履歴管理も、安全なアカウント運営に欠かせない要素です。
「競合他社に自分の販売戦略を知られたくない」
「個人情報の保護を重視したい」
「価格戦略を秘密にしたい」
という方は、メルカリで売れた商品の履歴削除が重要であることに気づきましょう。
今回の記事では、メルカリで売れた商品の履歴を削除することが必要な理由とその方法を中心に解説し、削除操作がビジネスに与える影響について詳しく解説します。
中国輸入に携わっている方はもちろん、メルカリで本格的に販売をされている方は、効率的かつ安全にご自身の運営するための秘訣を、ここでぜひ学んでください。
目次
メルカリで売れた商品の履歴とは?
メルカリでの販売活動は、売れた商品の履歴として詳細に記録されます。
まず最初に、この販売履歴がメルカリでのビジネスにどのような影響を与えるのかを見ていきましょう。
メルカリの商品販売履歴の重要性
メルカリの販売履歴は、中国輸入ビジネスにおいても重要な役割を果たします。
この販売履歴で見れるのは販売実績だけにとどまらず、販売した商品の詳細情報、価格の値下げや購入者とのやり取りが記録されています。
これらのデータは市場動向の分析や販売戦略の策定に不可欠です。
また、過去の取引履歴を振り返ることで、顧客の嗜好や需要動向を把握し、将来の販売計画に活かすことができます。
しかし、これらの情報が競合にとっても貴重なものだということに気づいていますか?
あなたのメルカリにおける販売履歴は、誰でも簡単に見ることができます。
販売履歴の情報が競合に参考にされると、売れ筋商品をマネされたり、仕入先を特定されるリスクもあるため、適切な管理と必要に応じてある程度を削除するのが賢明です。
メルカリ販売履歴の問題点は他にもある
メルカリの販売履歴は競合に販売情報の詳細が漏れる不都合だけでなく、他にも下記のような 注意すべき問題点があります。
実績管理が大変になる
メルカリの販売履歴は、サイト内で縦長に続くだけで整理することができません。
同じ商品ジャンルを継続的に販売する場合、過去の実績を見る必要もありますが、販売履歴が増えるほどに実績管理が大変になります。
購入者とのやり取りが見られる
販売履歴には、購入前のユーザーとのコメントのやり取りも残ったままです。
過去の値下げ履歴が見えることで、購入者はより安く買えることを期待して同じように値下げ交渉をしてくる傾向があります。
そうなると、価格を上げることが難しくなり、安い価格を続けることで収益が圧迫されることになるでしょう。
また、トラブルに発展したようなコメントのやり取りは、出品者としての印象を悪くする可能性があります。
出品禁止品の履歴があれば信用が落ちる
メルカリでは社会的な責任とトラブルを避けるために、規約において多くの商品が出品を禁止されています。
コロナ禍においてマスクや衛生商品が法外な高値で出品されたため、一時的に規制されたのは記憶している人も多いでしょう。
そのような規制前後に販売したのであれば問題はないのですが、履歴に残っているだけで出品者としての信用が落ちる可能性もあります。
メルカリの販売履歴を削除するメリット
メルカリの売れた商品の販売履歴を削除することは、前述のような問題を解決できるだけでなく、中国輸入販売をしていくうえでのメリットも大きいです。
ここでは販売履歴の削除が、特にメルカリ販売における利益につながるメリットについて解説します。
売れ筋商品の情報が漏れない
メルカリ販売では、競合が少ないことに越したことはありません。
せっかく見つけた売れ筋商品を競合に知られると、同じ商品の出品が増えることで価格競争になり販売数も利益率も下がるでしょう。
メルカリ販売を主戦場としている競合は、絶えずリサーチを行いながら売れる商品を探しています。
そして、情報をキャッチするやいなや利益の取れる範囲で値下げして出品してくるのです。
このような事態を避けるために、特に売れ筋商品の販売履歴は削除することが重要です。
ただし、履歴の削除は取引終了から2週間が経過しないとできません。
この短期間に多く売れるような商品であれば、売れ筋商品として情報を隠すのは難しいかも知れません。
価格交渉において優位性を保てる
販売履歴には取引した購入者とのコメントのやり取りが残っており、値引き交渉の内容を見られる可能性があるのは前述の通りです。
しかし、販売履歴を削除することで、過去の交渉内容や販売価格が隠され、より強い立場で相手の値下げ交渉に臨むことが可能になります。
これにより、市場の需要に応じて柔軟に価格設定を行い、利益を最大化できるチャンスが広がるでしょう。
メルカリの販売履歴を削除するデメリット
メルカリの販売履歴を削除する必要性がわかっても、実際に行うときに何か不都合がないかと心配になるかもしれません。
ここでは履歴削除で起こるデメリットを解説しますので、削除の際の参考にしてください。
メルカリ評価と販売実績の整合性がなくなる
メルカリの販売履歴を大幅に削除すると、ニックネームの下に表示される評価数と販売履歴の数が大きく異なります。
これに気づかれると、販売履歴を不当に操作している疑いを持たれ、出品者としての信用が下がることもあるかも知れません。
したがって、削除する履歴の数は不自然にならないような配慮も必要です。
購入専門アカウントと判断される
販売履歴を大幅に削除すると、購入専門のユーザーがたまたま出品していると思われる可能性があります。
その場合、出品者としての経験値に不安を持たれ、品質の悪い商品や雑な梱包を勝手にイメージされることもあるでしょう。
そのため、同じ商品の出品者がいた場合は、価格に大差がなければ販売履歴の多い競合から購入されてしまう可能性もあります。
販売履歴を削除しても販売実績は確認できる
メルカリで販売を続けるには、メリット・デメリットを比較しても履歴を削除した方がいいと判断できます。
それでも販売履歴を削除すると、特に売れ筋商品の実績や情報が見れなくなるので、ビジネスに支障が出ると不安に思うかも知れません。
しかし、販売履歴が消えても売上履歴は残ります。
販売履歴は誰でも見れますが、売上履歴は出品者にしか見れないので安心です。
その売上履歴の見方を説明しましょう。
マイページへの「売上・ポイント」項目の中にある下図赤枠部分の「売上履歴」をクリックします。
すると下図のような売上履歴欄へ移動し、「売却済み」欄で削除した商品も含めて、すべての売上履歴を見ることが可能です。
売上履歴では確認したい商品の画像をクリックすることで、取引情報の詳細を確認できます。
このように、売上・ポイント欄の「売上履歴」には販売したときの情報がそのまま残っているので、販売履歴を削除しても実績をチェックしたいときに支障は出ません。
メルカリで販売履歴を削除する方法
中国輸入販売など、メルカリでビジネスを展開している方にとっては、売れ筋商品の販売履歴は削除した方がいいでしょう。
ここでは、販売履歴を個別に削除する方法を解説しますので、実際にやるときの参考にしてください。
① アカウントからマイページへ
メルカリにログインし「マイページ」にある下図の商品管理の中の赤枠で囲んだ「出品した商品」をクリック
② 「売却済み」をクリック
出品した商品ページへ移動し、「売却済み」タグをクリックします。
③ 削除対象商品をクリック
売上済み商品の中から削除対象の商品をクリックし取引画面へ移動。下図の「この商品を削除する」というボタンをクリックします。
※「この商品を削除する」ボタンは取引終了後2週間後から表示されます。
「この商品を削除する」ボタンをクリックすると、下図のように「この商品を削除しますか?」という確認を促すポップアップが表示されます。
削除後、販売履歴へ戻せなくなることを再確認のうえ、「削除」ボタンをクリックします。
以上で、販売履歴の削除は完了です。
一つ知っておくべきこととして、悪い評価は消したいものですが、販売履歴を削除しても評価が消えることはありません。
まとめ
メルカリでの販売履歴削除は、適切に行うことで、より売れるアカウントへと導くことが可能です。
重要なのは、プライバシー保護と戦略的な情報管理のバランスを取ることです。
過去の取引データを分析し、市場の傾向を理解する一方で、競合に対する情報露出を最小限に抑えましょう。
履歴削除は慎重に行い、顧客との信頼関係を維持しつつ、自身の販売戦略を守ることが、メルカリ販売で成功する重要なポイントです。