【初心者必見】Amazon・FBAラベルの正しい貼り方と作業効率化!
Amazonで中国輸入販売を始めるとき、販売が拡大するにしたがって業務効率化の鍵となるFBA(Fulfillment by Amazon)の利用は欠かせません。
しかし、FBAの利用には規約で定められたルールがあり、納品する際には規則にそって商品ラベルが貼られている必要があります。
このFBA倉庫用の商品ラベルがきちんと貼られてないと、FBAでの受取が拒否されることもあるくらい重要な作業です。
このような話を聞くと、初心者の方は不安に思う人も多いかもしれません。
そこで今回の記事では、誰でも簡単に理解できるよう、FBAラベルの基本から、商品の形態に応じた正しい貼り方、さらには作業の効率化方法まで、詳しく解説していきます。
目次
FBAラベルの基本知識
FBAを利用する際、重要な最初のステップがラベル貼りです。
ここでは、FBA納品に必要なラベルの基本情報と、その準備方法について解説します。
FBA納品ラベルの基本情報
FBA納品時には、商品を詰めて梱包したダンボールの側面の分かりやすい箇所に納品ラベルを貼らなければなりません。
このラベルには、納品先のFBA倉庫の住所、出荷元の情報、および納品内容が記載されており、下図のサンプルのような共通の形式をとっています。
FBA倉庫は日本全国の50か所以上に所在しており、納品先となる倉庫は出品者が自由に決められずAmazonより指定されます。
納品先の倉庫は、商品カテゴリーやサイズ区分によって決められるのが普通です。
FBA商品ラベルの基本情報
Amazon FBAを利用する際、独自の商品ラベルの貼付が必須です。
ラベルのサイズは貼り付ける商品の大きさによって異なりますが、基本の形は下図の通りです。
商品ラベルは、FBA倉庫内のシステムで商品を正確に識別し、効率的に管理するために使用されます。
そのためAmazonが提供する特有のバーコードラベルを貼る必要があり、これにより商品が追跡可能となり、出荷プロセスがスムーズに進行します。
正確なラベル貼りは、商品の紛失や誤配送を防ぎ、顧客満足度を高めるためにも重要です。
FBAラベル印刷のために必要な準備
FBAラベルの印刷のために、レーザーまたはインクジェットプリンターとAmazonが指定するラベルサイズに適合するラベル用紙を準備する必要があります。
ラベルについては、Amazonが指定している 下記のような市販のA4サイズで、ラベル印刷が可能なものであれば問題ありません。
- A4版21面(63.5mm x 38.1mm)
- A4版24面(63.5mm x 33.9mm、63.5mm x 38.1mm、64.6mm x 33.8mm、66.0mm x 33.9mm、70.0mm x 36.0mm、70.0mm x 37.0mm)
- A4版24面(66.0mm x 35.0mm)
- A4版27面(63.5mm x 29.6mm)
- USレターサイズ30面(1インチ x 2 5/8インチ)
- A4版40面(52.5mm x 29.7mm)
また、ラベルシールとしては、剥離タイプのものが推奨されており、ラベルが剥がれそうになっている場合や、ラベルが完全に貼付されていないパッケージは受領を拒否されるので注意が必要です。
商品の形態に応じた商品ラベルの貼り方
ラベルの基本的な情報をお伝えしましたので、ここでは商品形態別のラベルの貼り方を、Amazonの公式動画に基づいて具体的に説明していきます。
どのような商品形態においても、元からついているバーコードは、FBA用のバーコードと間違えないようにシールで隠すなどの対策が必要です。
※公式動画:Amazon seller central FAB梱包動画マニュアルより
個別包装がない商品
個別包装がない商品にFBAラベルを貼る際は、商品が直接触れられることなく、かつバーコードが容易にスキャンできる場所にラベルを貼ることが重要です。
ラベルを貼る際は、ビニール袋や簡易包装を使用して商品を保護し、その上にラベルを貼りましょう。
これは、むき出しの状態のままであれば、ほこりや湿気により商品が劣化する恐れがあるためであり、商品の保護がなければ納品のときにFBA倉庫で受領されないこともあります。
セット商品
セット商品は一つの単位として扱われるため、全てのアイテムをまとめて包装し、その包装にFBAラベルを貼る必要があります。
商品ラベルを貼るときに、セット内の個々の商品のバーコードが誤って読み取られないようにシールで覆うなどの工夫をしましょう。
また、包装には「セット商品」と明記し、FBAスタッフが一目でセットであることを識別できるようにすることが重要です。
バーコードより小さい商品
バーコードより小さい商品にFBAラベルを貼る場合、商品を透明な袋や小さな箱に入れることを推奨します。
ラベルは外部包装の表面に平らに貼り、バーコードがスキャンしやすいようにすることが重要です。
バーコード部分が折れたり曲がったりしないように注意して、包装などに工夫をこらすことがポイントです。
薬機法で規制されている商品
化粧品など薬機法で規制されている商品の場合、法律で定められている成分表示や使用上の注意を隠さないように配慮して貼らなければなりません。
このような配慮は、物流面だけでなく消費者へ対する表示要件を満たすために必要であり、商品の側面や底面などが貼る場所としてふさわしいでしょう。
液体や粉末などの商品
液体や粉末などの商品にFBAラベルを貼る際には、密封容器や防水性のある素材でこぼれないように包装することが重要です。
その上で、外側の包装の平らで目立つ場所にFBAラベルを貼ります。
また、液体や粉末の商品は、取り扱いに注意が必要なため、「液体物」「粉末物」といった警告ラベルを追加することも考慮すると良いでしょう。
壊れやすい商品
壊れやすい商品の場合、エアクッションなどの緩衝材を用いて、しっかりとした外箱へ収めて輸送中の破損を防いだうえで、外側の包装に商品ラベルを貼ります。
ラベルは、外部包装の平らで目立つ場所に貼り、バーコードが簡単にスキャンできるようにすることが重要です。
さらに、商品が壊れやすいことを示す「取扱注意」や「壊れ物」といった警告ラベルを追加することを推奨します。
鋭利な箇所のある商品
刃物などの鋭利な箇所のある商品にラベルを貼る際には、鋭利な部分に安全な包装やカバーを施し取り扱い中の事故に注意しましょう。
その上で、包装の平らで目立つ場所に商品ラベルを貼ります。
商品が鋭利な箇所を含むことを示す「鋭利部分あり」や「取扱い注意」、といった警告ラベルを追加することも安全な配送に効果的です。
FBAラベル貼り付け作業の効率化方法
FBA利用におけるラベル貼り作業は、扱う商品が増えるにともなって時間と労力を要します。
業務効率化のために利用するFBAへの納品で、逆に手間が多くかかるようでは本末転倒ですので、ここではラベル貼りに関する効率化なサービスや方法を紹介します。
Amazonの商品ラベル貼り付けサービスの利用
Amazonの商品ラベル貼り付けサービスを利用すると、FBAへ納品後、スタッフが直接商品にラベルを貼り付けてくれるので便利です。
利用するには、梱包時にAmazon Seller Centralで商品登録をおこない、「ラベルサービスを利用する」オプションを選択するだけ大丈夫です。
料金は下表のように商品ごとに発生しますが、このコストは商品の価格に含められます。
このサービスを利用することで、出品者はラベル印刷や貼り付けの手間を省き、他のビジネス活動に集中できるようになります。
特に大量の商品を扱う事業者にとっては、大きな助けとなるでしょう。
詳細については下記のAmazon seller centralの情報を参照ください。
参照:Amazon seller central・商品ラベル貼付サービス
納品作業のアウトソーシング
クラウドワークスなどを通して外注スタッフを雇うことで、商品の梱包、ラベリング、Amazonへの納品といったプロセス全体を委託することができます。
ただし、これにはマニュアル作成や教育、定期的な作業の適正度チェックなどが必要であり、軌道にのるまでに時間がかかります。
中国輸入販売であれば、輸入代行業者によってはAmazonのFBA倉庫までの納品を、ラベル貼も含めてすべてを代わりに行ってくれるサービスの提供があります。
弊社「THE CKB」では、FBA直送サービスを低価格で小ロットから対応していますので、興味のある方はぜひ下記よりお問い合わせください。
まとめ
Amazon FBAの有効活用のためには、効率的なラベル貼りが欠かせません。
この記事を通じてFBAラベルの基本情報から、商品の形態に応じた正しい貼り方、さらには作業効率化にむけてのアイデアまでを解説しました。
正確かつ迅速なラベル貼りは、商品管理の効率化、誤配のリスク低減、そして顧客満足度の向上に直結します。
ビジネスが大きくなって商品数も増えれば、ラベル貼り作業は大変です。
作業が手に余るようになってきたときは、弊社のFBA直送サービスが便利ですので、ぜひご検討ください。
弊社は、2024年1月11日に、社名を「THE直行便」から「THE CKB」へ変更しました。
今まで以上に、中国輸入ビジネスに取り組まれる方のために、便利なサービスをリーゾナブルな価格で提供して参りますので、今後ともよろしくお願いいたします。