【問屋仕入れ完全ガイド】卸問屋から仕入れる方法とおすすめ問屋リスト

「物販に慣れてきたけど、思ったように利益が取れない」
「売れ筋商品は、みんなが扱うから仕入れが難しい」
「安い商品を探すのに時間がかかるから疲れる」
物販を始めてしばらくすると、このような壁にぶつかる人も少なくないでしょう。
そのような方におすすめなのが、「問屋仕入れ」です。
ECサイトからの仕入れやリサイクル品販売で一定の成果を得た方にとって、問屋の活用は商品ラインナップの拡充やコスト削減、利益率向上につながる絶好のチャンスです。
しかし、個人や小規模事業者の方にとって、問屋仕入れは敷居が高く感じるかもしれません。
そこで、今回の記事では、問屋仕入れの基本知識から信頼できる仕入れ先の選び方、国内外問屋の特徴とメリット、そしておすすめの問屋リストまで詳しく解説します。
ぜひ参考にして、物販ビジネスの規模拡大に向けた第一歩を踏み出してください。

目次
問屋とは?仕入れビジネスにおける基礎知識

問屋仕入れは、物販ビジネスを効率よく継続するための基本的な手法です。
しかし、問屋の仕組みや役割を正しく理解していないと、無駄なコストやリスクを抱える可能性があります。
ここでは、問屋の定義や仕入れビジネスにおける重要性、ネット仕入れとの違いを詳しく解説します。
問屋とは?仕入れにおける役割と重要性
問屋とは、メーカーと小売業者の間に立ち、商品を大量に仕入れて小売業者に販売する中間業者のことを指します。
この仕組みは、メーカーが製造に専念でき、小売業者が商品を安定的に確保できるようにする重要な役割を果たしています。
また、問屋は市場のニーズを把握し、流行の商品や売れ筋アイテムを取り揃えています。
そのため、小売業者は問屋を利用することで、最新の市場トレンドに対応した商品を仕入れることが可能です。
さらに、メーカーからの商品を検品しているので、品質に対する保証も確保されています。
ただし、仕入れ先として問屋を選ぶ際には、信頼性や取引条件を確認することが重要です。
問屋の仕組みを正しく理解し適切に活用することで、ビジネスの基盤を確立しやすくなるでしょう。
問屋を利用して仕入れるメリットとは?
問屋を利用することで得られるメリットは、多岐にわたります。
特に初めて利用する方にとっては、以下の要素がビジネスの安定に直結するでしょう。
低コストでの仕入れ
問屋はメーカーから大量に商品を購入し、その分、低価格で商品を提供できます。
これにより、小売業者はコストを抑えつつ、競争力のある価格設定が可能です。
多様な商品ラインナップ
問屋では多種多様な商品が一度に揃うため、仕入れ先を分散する必要がありません。
これにより、効率的な仕入れが実現します。
在庫リスクの軽減
問屋は柔軟な発注が可能で、必要な分だけ仕入れられるため、過剰在庫のリスクを抑えることができます。
迅速な商品供給
メーカーと直接取引する場合、納期が長くなることがありますが、問屋を利用すれば短期間で商品の入手が可能です。
トレンドへの対応力
問屋は市場動向を把握しており、人気商品やトレンド商品をいち早く仕入れることができます。
これらのメリットを活用することで、効率的に商品を仕入れ、安定したビジネス運営が可能になります。
ネット仕入れと問屋仕入れの違い
ネット仕入れの特徴は、手軽さが挙げられます。
インターネットを利用することで、場所や時間を問わずに仕入れを完結できるため、多忙なビジネスパーソンにとって非常に利便性が高い方法です。
小ロットから仕入れ可能なケースが多く、初心者でもリスクを抑えて始めやすい点も魅力の一つです。
また、国内外のECサイトから多種多様な商品を簡単に比較検討できるため、より幅広い選択肢の中から自分のニーズに合った商品を選べます。
一方、問屋仕入れの特徴は、価格競争力の高さにあります。
問屋では大量仕入れが可能なため割引が適用され、商品単価を抑えることができます。
直接取引によって商品を実際に手に取って確認できるため、品質管理の精度が上がる点も大きなメリットです。
加えて、問屋との長期的な取引関係を構築することで、販売戦略に関する専門的なアドバイスを受けられる場合もあり、ビジネスの成長を支える心強いパートナーとなります。
仕入れに役立つ!信頼できる問屋を選ぶためのポイント

問屋選びは仕入れビジネスの成功を左右する重要な要素です。
信頼できる問屋を選ぶことで、商品供給や品質の安定を図ることが可能になります。
ここでは、信頼できる問屋を見極めるためのポイントや事前に確認すべきチェックリスト、国内外問屋の選び方を具体的に解説します。
信頼できる問屋の特徴とは?
信頼できる問屋には以下の特徴があります。
これらを基準に選定することで、安心して取引を進められます。
取引実績が豊富
長年の営業実績がある問屋は、多くの取引を通じて信頼を築いています。
そして、実績が多いほど、安定した供給体制が期待できます。
商品品質が安定している
常に一定の品質の商品を提供できる問屋は、顧客からのクレームを防ぐための重要な判断材料となります。
過去のレビューや実際の商品サンプルを取り寄せることで確認しましょう。
価格設定の透明性
価格が明確で隠れた費用がない問屋を選ぶことで、仕入れコストを正確に計算できます。
特に海外問屋では、輸入にかかる追加費用も透明性が重要です。
柔軟な取引条件
小ロット注文に対応可能な問屋は、初心者や小規模事業者にとって魅力的です。
また、納期の柔軟性も取引をスムーズに進める上で大切です。
顧客サポートが充実
質問やトラブル時に迅速に対応してくれる問屋は信頼できます。
連絡手段が整っていることを確認しましょう。
これらの基準を元に問屋を選ぶことで、仕入れの失敗リスクを減らし、安定した取引を継続できます。
リスクを減らすための事前チェックポイント
信頼できる問屋の特徴の次は、不適切な問屋を誤って選択してしまうリスクを減らすためのチェックポイントを見ていきましょう。
これらの事前チェックを徹底することで、不良品や納期遅延といったトラブルを未然に防げます。
チェックポイント1:取引条件の確認
最低発注数量(MOQ)は、自社のビジネス規模に適しているか?
海外の問屋の場合は、支払い方法や通貨についても確認が必要です。
チェックポイント2:問屋の信用調査
他の取引先からの評判やレビュー、またランキングや第三者機関の評価もあれば、すべて参考にしましょう。
チェックポイント3:契約内容の確認
契約書に記載されている条件(返品ポリシー、保証内容など)を詳細に確認し、不明点があれば事前に問屋に問い合わせることが重要です。
チェックポイント4:サポート体制の確認
トラブル発生時の対応力を確認するため、問い合わせへの返信速度や内容をチェックしましょう。
【国内・海外】仕入れ問屋の特徴とおすすめ問屋仕入れ先17選

国内・海外の問屋には、それぞれ異なる特徴があります。
ここでは、国内外の問屋それぞれの特徴を具体的に解説し、おすすめの仕入れ先を紹介します。
国内仕入れ問屋の特徴とおすすめ仕入先5選
国内仕入れ問屋は、特に物販初心者にとって始めやすい選択肢であり、以下のような特徴があります。
特徴
- 高品質な商品:国内の生産技術に裏付けされた高品質の商品提供
- 短納期対応:即日出荷などによる迅速な配送
- 日本語対応:ストレスフリーなコミュニケーション
- 制約が少ない法規制:輸入手続きや関税などの複雑な手続きが不要
このような特徴から、国内問屋は、特にスピードや品質を重視するビジネスに適しており、初心者にも扱いやすい選択肢です。
国内の問屋街は、東京、名古屋、大阪に集中している傾向があります。
あらゆる商品がそろう量販店に対して、問屋街では特定ジャンルに特化した問屋が軒を連ねているのが一般的です。
ここでは、そのような問屋街の中から、規模や歴史から判断した代表的な問屋街を紹介します。
東京馬喰町問屋街・横山町問屋街

馬喰町問屋街・横山町問屋街は、日本最大級の卸売問屋街で、アパレル商品を中心に、服飾雑貨や生地、アクセサリーなど多様な商品が揃い、全国から仕入れ業者が訪れます。
店舗の多くはプロ向けですが、一部では一般客の購入も可能です。
リーズナブルな価格と豊富な在庫が特徴で、特に流行のアイテムを迅速に手に入れたい業者にとって重要な拠点となっています。
東京蔵前・おもちゃ問屋街
東京蔵前のおもちゃ問屋街は、玩具や文具、パーティーグッズなどを取り扱う問屋が集まるエリアです。
国内外の玩具が揃い、特に小売店や業者向けの大量仕入れが可能なことが特徴です。
一部の店舗では一般客も利用でき、手頃な価格で商品を購入できます。
近年は観光地としても注目され、レトロな雰囲気と実用性を兼ね備えたスポットとして親しまれています。
東京浅草・かっぱ橋道具街

東京浅草のかっぱ橋道具街は、調理器具や食器、食品サンプルなど、飲食業に特化した道具が揃う専門商店街です。
約800mの通りには約170店舗が並び、業務用から家庭用まで幅広い商品が手に入ります。
プロの料理人だけでなく観光客にも人気があり、日本の伝統的な職人技や珍しい商品を楽しむことができます。
大阪船場センタービル問屋街

大阪船場センタービル問屋街は、大阪市中央区に位置する国内有数の卸売問屋街で、アパレルから服飾雑貨、生活用品まで幅広い商品を取り扱っています。
センタービルは1号館から10号館まで連なり、約1,000店舗が集結しています。
全国から仕入れ業者が訪れるほか、一般客も利用可能な店舗があり、質の高い商品を手頃な価格で購入可能です。
名古屋長者町繊維街

名古屋長者町繊維街は、名古屋市中区に位置する日本有数の繊維卸売問屋街で、布地や衣料、服飾雑貨を中心に多彩な商品が揃います。
歴史ある地域であり、繊維業界の拠点として全国から多くの仕入れ業者が訪れます。
近年では一般客向けの販売も増え、DIY愛好家やハンドメイド作家にも人気です。
おしゃれなカフェやショップも点在し、観光地としても注目を集めています。
中国仕入れ問屋が人気の理由とおすすめ仕入先9選
中国仕入れ問屋が人気の理由には、以下のような要素が挙げられます。
人気の理由
- 格安な仕入れ価格:低い人件費と大量生産体制による優れたコストパフォーマンス
- 圧倒的な商品数:何十億という商品点数を誇る世界最大規模の商品供給量
- 豊富なトレンド商品:最先端のトレンド商品による競合との差別化
- 自社ブランド製品の開発:OEM・ODM対応による容易なオリジナル商品開発
このように中国の問屋は小規模事業者から大企業者まで、あらゆるニーズに対応しており、非常に魅力的な選択肢となっているのです。
ここでは、その中から特におすすめの中国問屋街9選を紹介します。
弊社、THE CKBでは、これらすべての市場から商品を仕入れることが可能ですので、興味をもたれた方は、いつでも下記よりご相談ください。

広州市場
中国広州市場は、世界最大規模の卸売市場で、アパレルや靴、アクセサリー、家電、家具など幅広い商品を取り扱っています。
特に流行に敏感なアパレル商品が豊富で、世界中のバイヤーが仕入れに訪れる国際的な市場です。
商品は大量仕入れ向けが中心で、低価格で高品質なアイテムが揃います。
OEMやODM対応の業者も多く、オリジナル商品の生産拠点としても注目されています。

杭州市場
杭州市場においては、ファッションアイテムに強い杭州四季青服装市場が世界的に有名で、メンズ、レディース、靴、カバンなどの専門館に分かれており、約3000店舗が入店しています。
仕入れは複数SKUで5点から可能で、韓国系スタイルの商品が多く、価格は広州よりやや高めです。
また、杭州にはアパレル工房が集まっており、OEM専門店も数多くあるため、うまく利用すれば競合との差別化も簡単に図れるでしょう。

深圳市場
深圳市場は、中国広東省深圳市に位置する革新的な卸売市場で、電子機器やIT関連商品、スマートデバイスなどハイテク製品の取引が盛んです。
華強北(ファーチャンベイ)エリアを中心に、部品から完成品まで幅広い商品が揃い、世界中のバイヤーが集まる技術とビジネスのハブとなっています。
また、湖州市織里鎮に位置する深圳南油批发市场はアパレルや雑貨などの分野でも活気があり、OEMやODMを通じてオリジナル商品の開発も可能です。
最新トレンドを取り入れた商品が豊富で、国際的な取引拠点として注目されています。
湖州市織里子供服城
湖州市織里子供服城は、中国浙江省湖州市に位置する、子供服の生産と卸売で有名な巨大市場です。
中国最大級の子供服取引拠点として知られ、幅広いデザインと価格帯の子供服が揃います。
工場と市場が密接に結びついており、最新トレンドの商品が迅速に供給される点が特徴です。
国内外のバイヤーに人気があり、小ロットからOEM生産まで対応可能で、特に小売業者やEC事業者にとって重要な仕入れ先となっています。

台州市・レディースシューズ
台州市の温岭レディースシューズ卸市場は、中国国内でもトップクラスの靴生産拠点であり、トレンドを取り入れた多様なデザインのシューズが低価格で揃います。
OEMやODMにも対応しており、小規模事業者から大規模バイヤーまで幅広いニーズに応えています。
商品品質とコストパフォーマンスの高さから、国内外の小売業者にとって重要な仕入れ先となっています。

桐郷市・濮院ニットウェア生産基地
桐郷市の濮院ニットウェア生産基地は、世界最大規模のニットウェア生産拠点として知られています。
約1万の工場が集中し、ニットウェアの取引量は全中国の60%以上を占め、年間60億元を超えるニットウェアとアパレルの生産能力を誇ります。
国内外のバイヤーから注目されており、トレンド商品が豊富に揃うため、物販業者やアパレルブランドにとって重要な仕入れ先となっています。

平湖市:ダウンジャケットの専門市場
平湖市は特にアウターウェア、ジャケット、コートの生産で広く知られており、多くの工場と卸売業者が集まり、品質の高いダウン製品を低価格で提供しています。
豊富なデザインやカラー展開が特徴で、国内外のバイヤーにとって、冬物アパレルの仕入れ拠点として注目されています。

崑山市:カシミアコートの高級市場
崑山市のカシミアコート高級市場は、高品質なカシミア製品を専門に扱う市場として知られています。
特にカシミアコートは、特にモンゴル産のカシミアを多く使用し、洗練されたデザインと優れた品質で国内外のバイヤーに人気があります。

青島市:パーカー・スウェットなどカジュアルウェアの生産地
青島市即墨服装批发市场(ジーモー服装卸売市場)は、パーカーやスウェットをはじめとするカジュアルウェアの生産地として有名です。
即墨(ジーモー)は、繊維・アパレル産業が盛んなエリアで、多くの工場が集まり、高品質かつトレンドを取り入れた商品を低価格で提供しています。
スポーツウェアや日常着を求めるバイヤーにとって、信頼性とコストパフォーマンスの高い地域として注目されています。

その他の海外仕入れ問屋街3選
中国以外の国においても、仕入れに活用できる問屋は多くあります。
ここではその中から代表的なところや穴場を紹介します。
韓国南大門市場

南大門市場はソウルの中心部に位置し、1万点以上の問屋が軒を連ねる韓国最大級のマーケットです。
子供服から、レディース及びメンズウェアなどのファッションアイテムで、注目を浴びており、国内外から多くのバイヤーが訪れます。
もちろん、それら以外にも食料品、民芸品、日用雑貨、時計、カメラなど、多岐にわたる商品がそろっており、観光客にも人気のスポットです。
韓国東大門市場

東大門市場もソウルに位置し、3万もの店が集まる南大門市場に並ぶ韓国の2大市場のひとつです。
東大門市場には巨大なファンションビルが立ち並び、日本にはないトレンドの最先端を行く商品を見つけることができます。
深夜2時ころまで営業する店舗も多く、朝市もあるため、いつ訪れても活気にあふれる街です。
LAファッションディストリクト
ロサンゼルスにあるファッションディストリクトは、アパレル、バッグ、アクセサリーなどのファッションアイテムにあふれる問屋街です。
オリジナル商品を4,000店もの店が並び、アパレル素材から既製品、バッグ、アクセサリー、化粧品まで、品数は多岐にわたります。
日本から距離が遠いことから、買付けにくる日本人バイヤーはほとんどいないため、競合との差別化を図りたい方におすすめです。
問屋仕入れの流れ|初心者向けのステップ別解説

問屋仕入れは、適切なステップを踏むことでスムーズな取引を行うことができます。
しかし、国内と海外では仕入れの流れが異なり、それぞれの市場に適したアプローチが求められるため、ここでは初めて取り組む方のために、それぞれの基本的な流れを解説します。
国内市場での仕入れ方法
国内市場での問屋仕入れは、手軽に始められ、トラブルが少ないのが特徴で、以下のステップで取り組むと取引もスムーズに流れます。
ステップ1:仕入先問屋の選定
信頼できる問屋の選定には、問屋街の訪問、展示会への参加、業界の紹介サイトの利用、既存の販売者からの情報収集が有効です。
最近では問屋もオンラインサイトを持つことも珍しくないため、利用者のレビューも判断材料になります。
ステップ2:商品の品質確認
商品の品質は顧客満足度に直結するため、必ず手に取りチェックする必要があります。
問屋からの距離が遠い場合は、写真と実物では仕様や品質に違いがあるかもしれないため、サンプルを取り寄せて事前に評価しておくことでトラブルを防げます。
ステップ3:取引条件の確認
仕入れの際の最低ロット数や価格、支払い条件、納期、送料、返品条件を慎重に確認します。
会員登録が必要な場合は事前に済ませます。
多くの国内問屋では、企業や個人事業主向けに会員制を導入しており、価格交渉や仕入れ条件の優遇が受けられるケースが多いです。
ステップ4:発注と仕入れの実施
商品の品質や条件に問題がなければ、実際に発注を行います。
発注書を作成し問屋に提出したあと、納品スケジュールを確認しましょう。
相手との取引に慣れるまでは、入荷遅延のリスクを考慮し、余裕を持ったスケジュールを組むことがコツです。
ステップ5:仕入計画の定期的な見直し
仕入れた商品の売れ行きを分析し、定期的に仕入れ計画を見直します。
販売データを基に、売れ筋商品の追加発注、新しい問屋の開拓、季節やトレンドに応じた仕入れ戦略の変更を行うことで、安定した売上を確保できます。
中国市場での仕入れ方法(THE CKB)

中国市場での仕入れは、低コストで多様な商品を調達できる点が魅力ですが、言葉や商習慣の違いがあるため簡単ではありません。
そのため、輸入代行業者である弊社THE CKBを利用する前提で、以下にステップごとに仕入れ手順を解説しますので、初心者の方はぜひ参考にしてください。
ステップ1:仕入先の選定
中国市場には数多くの問屋が存在しますが、THE CKBは経験と実績の伴う約5万の優良サプライヤーと提携しています。
その中から会員様の扱うジャンルや要望に応じた仕入れ先を提供しており、日本に居ながら弊社システムを通じて仕入れることが可能です。
ステップ2:商品品質の確認
サンプル確認も弊社スタッフを通じて行えるため、商品が到着したら画像や商品説明と違っていたというリスクを回避できます。
また、弊社では市場買い付けツアーも実施しているため、希望される場合、実際に現地でスタッフのサポートを受けながら、高品質な商品を格安価格で仕入れることが可能です。
他の参加者との交流や情報交換も貴重な体験となるため、興味のあるかたは下記よりご相談ください。
ステップ3:取引条件の確認
中国市場では仕入れに関してはMOQ条件が大きいケースが多くありますが、THE CKBをご利用頂くことで1点から仕入れられ、価格交渉もスタッフが代行します。
通常、取引条件も中国語での確認や交渉となりますが、会員様はすべて弊社に任せることが可能です。
ステップ4:発注と仕入れの実施
買付ツアー以外では、すべて弊社システムの中では仕入れが完結します。
中国輸入に欠かせない検品も、現地の弊社倉庫において日本水準で行われ、国際輸送も最適化された有利な価格で利用でき、最短で5日後に商品の受け取りが可能です。
会員様は、日本で商品の到着を待つだけです。
ステップ5:仕入計画の定期的な見直し
仕入れ後の商品撮影や販促活動もご要望に応じて対応可能です。
弊社の熟練スタッフのアドバイスにもとづき、販売状況に応じた仕入れの推進を行なえます。

その他の海外市場での仕入れ方法
中国以外の海外市場からの仕入れも、ビジネス拡大の選択肢として有力な手段です。
例えば、韓国はアパレルや化粧品で人気があり、アメリカやヨーロッパではブランド品や専門性の高い商品が揃います。
韓国市場では、前述の通り南大門や東大門市場などの卸売エリアが有名で、最新トレンドの商品をスピーディーに仕入れることが可能です。
ただし、取引には現地の代理人や代行業者を活用するのが一般的で、MOQ(最低発注数量)にも注意が必要です。
アメリカやヨーロッパでは、アウトレットやブランドの公式卸売業者を通じた仕入れが主流です。
特に、正規の流通ルートを確保することで、偽物リスクを回避できます。
また、輸送コストや関税を考慮した仕入れ計画を立てることが大切です。
その他の海外市場では、信頼できるサプライヤーの選定と現地の物流・税制の理解が不可欠です。
初めて海外仕入れを行う場合は、小ロットでテスト仕入れを行い、品質や取引のスムーズさを確認することをおすすめします。
仕入れ成功のポイント|コスト管理・交渉術・トラブル対策

問屋仕入れを成功させるには、コスト管理や交渉術、トラブル対応のノウハウを身につけることが不可欠です。
最後の章では、初心者の方が問屋仕入れで成功するための重要なポイントについて解説します。
製品品質確認:現場での確認およびサンプル確認
問屋仕入れを成功させるためには、すでに少し触れました通り製品の品質確認が欠かせません。
特に、新規の問屋や海外仕入れでは、品質のばらつきや仕様違いのリスクがあるため、慎重な確認が必要です。
まず、現場での品質確認では、商品の素材や縫製、仕上がりを直接チェックすることが重要です。
実際に市場や展示会を訪れ、サンプル品を手に取って確認することで、写真では分からない細部まで把握できます。
遠隔での仕入れの場合は、サンプルを取り寄せて品質を確認することが必須です。
特に、中国市場では、サンプルと本注文の商品が異なるケースもあるため、実際の量産品の品質保証を求めることが重要です。
また、品質基準を事前に設定し、仕入れの際にチェックリストを作成しておくと、問題のある商品を見抜きやすくなります。
問屋仕入れの成功は、商品の品質管理がカギを握るため、慎重な確認作業を怠らないようにしましょう。
欠品防止策:事前に適切な在庫を確保する
欠品は販売機会の損失につながるため、事前の在庫管理が非常に重要です。
特に、季節商品やトレンド商品は需要の変動が大きいため、在庫計画を慎重に立てる必要があります。
その方法として、まず、過去の販売データを分析し、需要予測を行います。
売れ筋商品やリピート率の高い商品は、計画的に在庫を確保しておくことで、欠品リスクを抑えられます。
また、仕入れ先との関係を強化し、定期的な補充が可能な取引体制を構築することも重要です。
海外仕入れでは、納期の遅延が発生しやすいため、早めの発注や複数の仕入れ先を確保することでリスクを分散しましょう。
このように、適切な在庫管理を行うことで、販売機会を逃さず、安定したビジネス運営が可能になります。
問屋仕入れでよくあるトラブルと対策

問屋仕入れは、コストを抑えながら安定した商品供給を実現する手法ですが、初めて利用する際や取引を継続する中で、さまざまなトラブルが発生することがあります。
ここでは、よくあるトラブルとその対策を解説します。
ケース1:届いた商品がイメージと違う(品質や仕様の不一致)
写真やサンプルを確認して仕入れたはずの商品が、実際に届いたものと異なるケースです。
例えば、色味が違う、サイズ表記と実寸が合わない、素材が粗悪などの問題が発生することがあります。
特に海外の問屋では、品質基準が異なるため、トラブルになりやすいので注意が必要です。
このようなケースでは、以下の対策が必要です。
サンプル品の確認 | 海外仕入れでは量産段階でもサンプル確認を行う |
仕様書の作成 | 詳細な仕様書により事前に問屋と合意を取ることで誤納を防ぐ |
返品・交換条件の確認 | 取引前に不良品が届いた場合の返品・交換ポリシーを確認 |
ケース2:納期の遅延(指定した期日に届かない)
予定していた納品日に商品が届かず、販売計画に支障が出るケースです。
特に、海外問屋では輸送の遅れや通関手続きの問題により、納期が守られないときがあります。
このようなケースでは、以下の対策が必要です。
余裕を持った納期設定 | 遅延が発生しても対応できるようにする |
納期の事前確認 | 遅れる可能性がある場合は事前に代替策を考えておく |
複数の仕入れ先の確保 | 納期遅延によるリスクを分散 |
ケース3:支払いトラブル(請求金額の相違・追加費用の発生)
問屋からの請求金額が、事前の見積もりと異なるケースです。
送料や関税、手数料などの追加費用が発生し、予想外のコストがかかることもあります。
このようなケースでは、以下の対策が必要です。
見積もりの事前確認 | 送料・関税・手数料などをを含めた詳細な見積もりの合意 |
支払い条件の明確化 | 前払い・後払い・分割払いを確認し不明点をなくす |
契約書・発注書の作成 | 請求内容が異なる場合の事前対策 |
ケース4:仕入れた商品が売れ残る(在庫リスクの増大)
大量に仕入れたものの、販売が伸びず在庫が余るケースです。
在庫を抱えることで資金繰りが悪化し、次の仕入れが難しくなります。
特にトレンド商品は需要が変動しやすく、リスクが高くなるため、以下のような対策が必要です。
市場調査の徹底 | GoogleトレンドやECサイトの売れ筋ランキングの活用 |
テスト販売 | 小ロット販売で反応を見てからの追加発注 |
販路の多様化 | 複数の販路活用により販売チャンスを広げる |
まとめ
本記事では、問屋の役割やメリット、国内外の優良問屋の特徴や選び方、さらにおすすめの仕入れ先まで詳しく解説しました。
特に初めて問屋仕入れを行う場合、経験不足からのトラブルも起こり得ますので、よくあるケースとその対策も参考になるでしょう。
初心者から中級者へと成長する段階で、問屋仕入れを活用することで、商品ラインナップの充実やコスト削減が可能になります。
そして、適切な仕入れ先を選び、信頼関係を築くことで、ビジネスのさらなる発展が期待できるでしょう。
前述のとおり、弊社は中国の数多くの市場から商品を会員様に提供していますので、興味を持たれた方は、ぜひ下記よりお問い合わせください。
