個人でできる輸入雑貨の仕入れ先は北欧より中国がおすすめ!仕入先3選と差別化戦略
輸入雑貨販売をしようと考えている方にとって、中国仕入れは初期投資を抑えつつ幅広い商品を扱えるためとても魅力的な選択肢です。
雑貨販売は他の商品を扱うよりも手間がかからず、インテリア雑貨や生活雑貨を中心として需要も大きいためおすすめできます。
輸入雑貨では、ヨーロッパの商品も人気があり、特に自然からインスピレーションを受けた素材や色使いが特徴的な北欧の商品を扱いたい人も多いようです。
しかし、特に個人で輸入雑貨を始める方には、中国からの仕入れが断然おすすめです。
今回の記事では輸入雑貨の販売を考えている方のために、中国仕入れの魅力と具体的な仕入先や差別化戦略などについて解説します。
初心者の方が気を付けるべきポイントから、将来、ライバルとの差別化を図り事業を拡大する方法まで詳しくお伝えしますので、ぜひ最後まで読んで参考としてください。
目次
輸入雑貨仕入れで北欧よりも中国がおすすめの4つの理由
輸入雑貨屋の仕入先は北欧などヨーロッパが人気ですが、特に個人の方が取り組むには中国輸入がおすすめの理由を解説します。
理由1:北欧風デザインの雑貨は中国から簡単に仕入れできる
中国は「世界の工場」と呼ばれるだけあり、あらゆる種類の雑貨が製造されています。
特に近年では、北欧風デザインの商品も中国メーカーが手掛けており、ミニマルデザインやナチュラル素材を取り入れた商品を豊富に生産しています。
中国は日本と距離が近いので、輸送期間も短くコストも低くおさえることが可能です。
特に個人の方が、これから輸入雑貨販売に取り組むのであれば、まずは中国仕入れで市場の反応を見るのがおすすめです。
理由2:中国製の輸入雑貨は北欧よりも高利益率が期待できる
中国製の輸入雑貨は、北欧製品と比較して高い利益率が期待できます。
その理由は、製造コストが大幅に低いため、仕入れ価格を抑えられる点にあります。
中国は労働コストや原材料費が安く、同じデザインや品質の製品でも北欧製品よりも圧倒的に低価格で提供可能です。
また、中国では大量生産や柔軟な生産体制が整っており、カスタマイズや小ロット注文にも対応しやすいため、少ない初期投資で高利益を実現できます。
このような優位性から、輸入雑貨でビジネス拡大を目指す方に最適です。
理由3:中国の輸入雑貨は北欧よりも商品の品揃えが桁違いに豊富
中国の輸入雑貨は、北欧製品と比較して商品の品揃えが圧倒的に豊富です。
中国は世界有数の製造拠点であり、多種多様な商品を扱うメーカーやサプライヤーが集積しています。
ファッション雑貨、キッチン用品、インテリア、ギフト商品など、幅広いジャンルで最新トレンドに対応した商品が揃います。
一方、北欧製品はシンプルで高品質なアイテムが主流ですが、選択肢が限られる傾向があります。
中国から仕入れることで、バラエティ豊かな商品展開が可能になり、消費者ニーズに柔軟に応えられます。
理由4:輸入代行業者の利用で初心者でも安心して取り組める
複雑な中国輸入ビジネスも、輸入代行業者を利用することで、初心者の方でも安心してネット雑貨屋の運営に取り組むことができます。
輸入代行業者は、商品の仕入れから輸送、関税手続き、さらには品質管理まで、輸入に関わる一連のプロセスの代行サービスを提供しています。
これにより、言語の壁や輸入手続きの複雑さ、国際商取引のリスクなど、多くの初心者が直面する課題を大幅に軽減できるのです。
また、輸入代行業者は、現地の市場や法規制に精通しており、コンプライアンスを遵守しつつ効率的に商品を仕入れる力に長けています。
このように敷居が高く思える中国輸入による雑貨屋経営でも、安心して取り組むことができるのです。
輸入雑貨屋をどこで開業すればいいのか?
輸入雑貨屋を開業する際には、販売先のプラットフォームの選択が非常に重要です。
販売方法には、大手ECサイトの利用と自社ECサイトの構築に大別され、それぞれの選択肢にはメリットとデメリットがあります。
ここでは、それぞれのビジネスモデルを解説します。
大手ECサイトで開業する
Amazonや楽天市場など、大手ECサイトでのネット雑貨屋開業の最大のメリットは、既に確立されたプラットフォームの上で効率的にビジネスを行えることにあります。
大手ECサイトでは日常的に大量のユーザーがアクセスしているので、新規ショップでもすぐに潜在的な顧客にアプローチすることが可能です。
さらに、大手ECサイトは決済システムや配送オプションなど、ネットショップ運営に必要な基盤を完備しています。
これにより店舗オーナーはこれらのシステムを自前で用意する手間とコストを削減でき、販売活動に集中することができるのです。
また、マーケティングツールやデータ分析機能を備えているプラットフォームも多く、これらを利用することで効果的な販促活動が行えるでしょう。
ただし、大手ECサイトの利用する場合、他の多くのライバル店と直接競合することになります。
そのため、長期的な成功を収めるには、商品の差別化や価格競争が重要な要素となります。
また、プラットフォーム側の利用規約や手数料に従う必要があるため、自由度には限りがあることに抵抗を感じるかもしれません。
このように、大手ECサイトでの開業は、安定した訪問者数と低い初期コストを活かし、迅速に市場へ参入することができますが、競合が多く制約された環境であることも覚えておくべきです。
自社ECサイトを構築する
自社独自のサイトを運営することで、自社ブランドのイメージや顧客との関係を直接的に管理し、他の競合と差別化を図ることが可能になります。
また、ショップのデザインや機能、顧客体験を自由にカスタマイズできるため、独自のマーケティング戦略を展開しやすくなる点も大きなメリットです。
顧客データを自由に収集でき、これを基にした顧客分析や独自のマーケティングも行えます。
これまで自社サイト構築には大きな初期投資や難解なITに関する知識が必要でしたが、近年では誰でも簡単にECサイトを構築できるサービスが増えています。
ただし、Amazonといった大手ECサイトのような集客力がないため、SNSやブログなどを活用して独自で顧客を獲得する必要があります。
したがって、最初は大手ECサイトでの開業から始め、ある程度の規模の拡大とブランド認知が進んだ時点で自社ECサイトを構築するのがいいでしょう。
ShopifyやBASE、STORESなどの自社ECサイト構築サービス会社についての情報は、下記サイトで詳しく解説していますので参照ください。
中国輸入雑貨のおすすめ仕入先3選
中国輸入による雑貨ビジネスを成功させるためには、信頼できる仕入先の選定が重要です。
中国には事業規模に合わせてさまざまな仕入先があり、それぞれに特徴があります。
ここでは、その中から特におすすめの3つの仕入先を紹介します。
初心者が小ロット仕入から始めるならAliExpress(アリエクスプレス)
初心者が副業ベースで中国輸入雑貨販売を始めるなら、1個からの仕入れでスタートできるAliExpressがおすすめです。
AliExpressは中国を代表するアリババグループ傘下のC2C型越境ECサイトで、個人が中国から簡単に直輸入ができる唯一のプラットフォームです。
AliExpressでは、多種多様な商品を小ロットで購入することができるため、在庫リスクを抑えながら多くの商品の可能性を試すことができます。
AliExpressのもう一つの大きな利点は、プラットフォームの使いやすさです。
越境ECサイトなので日本語対応されており、まるで日本のECサイトに来ているような錯覚を起こすほどの優れた利便性を感じるでしょう。
さらに、多くの販売者が送料無料のサービスや返品ポリシーを提供しており、国際取引でありがちな不安を軽減できます。
ただし、物流も含めて世界へ向けたサービスを展開しているため、他の中国ECサイトと比較すると商品価格は少し高めな設定になっています。
AliExpressに興味を持たれた方は、下記記事でさらに詳しく解説していますので参照ください。
中国輸入仕入先の人気No1.サイト1688.com
1688.comは、Aliexpressと同じくアリババグループが運営するB2B型卸売ECサイトで、主に中国国内向けにサービスを提供しています。
1688.comは大量仕入れを前提としており、仕入数に応じて単価が低くなるため、ある程度のまとまった数量を扱う多くの事業者が利用しています。
1688.comを利用する最大のメリットは、コストパフォーマンスの高さです。
直接、製造業者から仕入れることができるため、中間マージンが削減され他のECサイトよりも低い価格で商品を購入することが可能です。
ただし、1688.comを利用する際には注意が必要です。
サイト内の情報と業者とのコミュニケーションは基本的に中国語で行われるため、言語や商習慣の壁が大きな課題となります。
さらに、海外への直送ができないため、輸出入の手配を自身で行わなければなりません。
しかし、それらを考慮しても1688.comの商品は価格競争力がある商品が豊富なため、日本でも一番多くの事業者が輸入代行業者を利用して買い付けを行っています。
弊社「THE CKB」は、1688.comの公式パートナーですので、興味を持たれた方はぜひ下記記事を参考にしてご利用を検討してください。
世界最大級の卸売市場・義烏国際商貿城(福田市場)
中国にはいくつもの大規模卸売市場がありますが、中でも義烏(イーウー)市の義烏国際商貿城(福田市場)は世界最大級の巨大卸売市場です。
建築面積約250万平方メートル、東京ドーム約53個分に相当するスペースに、ブースが4万店以上もひしめいている市場で、日用雑貨を中心に小売商品70万種類以上が扱われています。
世界中のバイヤーだけでなく、中国の大手ECサイトの出店業者でさえ買い付けに来るほど、多様な商品が低価格で販売されているのが大きな特徴です。
卸売市場はECサイトとは違って商品を直接手に取って確認できるため、品質の評価がしやすいというメリットもあります。
そのため日本からも多くの仕入ツアーが組まれ、一度に大量の商品の買い付けが行われることも珍しくありません。
ただし、市場があまりにも巨大で言葉の問題もあるため、現地事情に詳しい輸入代行業者や代理店などのツアーに参加するのがいいでしょう。
弊社「THE CKB」のシステムを利用して頂ければ、日本に居ながらにして義烏(イーウー)福田市場の商品をネットで1個から購入可能です。
興味のある方は、お気軽に下記よりお問い合わせください。
中国輸入・雑貨仕入で注意すべき4つのポイント
雑貨は比較的扱いやすい商品ですが、中国輸入に初めて取り組まれる場合、仕入れ先の選定、品質管理、そして国際輸送事情などにおいて、いくつかの注意事項があります。
これらのポイントを事前に知っておくことで、事業をスムーズに始めるころが可能ですので参考にしてください。
ポイント1:価格の安さだけで選ばない
中国輸入においては、価格の安さだけに注目して仕入先を選ぶのは避けるべきです。
他店よりも安い仕入価格は誰にとっても魅力的ですが、必ずしも品質が保証されているわけではありません。
安い商品は製造過程での材料コストの削減や労働基準の無視など、品質に悪影響を与える要因が含まれている可能性があります。
粗悪な商品を販売してしまうと、返品率が高くなったり顧客満足度が下がることにつながり、ブランドの評判を損なうことになります。
ポイント2:優良店舗から仕入れる
中国のECサイトでは、商品画像や価格が同じでも、商品の品質が異なるケースがよくあるため注意が必要です。
その背景には同じ画像を使い回しているような事情がありますので、仕入先は必ず、商品の品質保証、製造業者の評判、アフターサービスの質など総合的に評価して決めることが大切です。
また、長期的なビジネス関係を築くためには、コミュニケーション力や取引の透明性などにおいて、信頼できるサプライヤーとの良好な関係が不可欠です。
そのため、仕入先に迷った場合は、各店舗からテスト仕入を行い、商品の品質はもちろんのこと、店舗スタッフの対応力や商品の梱包状況や発送までに要する期間などを細かくチェックしましょう。
ポイント3:商品はできるだけ小さく軽量で壊れにくいものを選ぶ
中国輸入において小さくて軽く、壊れにくい商品を選ぶことは、特にロジスティクスのコストと効率性を考慮するうえで重要です。
小さな商品は梱包や保管が簡単であり、輸送コストを大幅に削減することができます。
また、軽量であればあるほど国際送料の負担が軽減されるため、利益率を高めるのに役立ちます。
さらに、国際輸送では商品破損のリスクがあるため、壊れにくい商品を選ぶことで返品や交換といったアフターケアの手間とコストを低減されるでしょう。
このように、商品のサイズ、重量、耐久性を選定基準にすることは、運送コストを抑え、顧客からの信頼を得るために効果的な手段です。
ポイント4:春節など仕入が困難な時期を把握する
中国輸入においては、春節(中国の旧正月)をはじめとする特定の祝日や休業期間を把握しておくことが非常に重要です。
特に春節期間中は、中国全土で工場やビジネスが長期にわたり休業し生産活動が停止するため、仕入遅延によって販売や配送スケジュールに大きな影響を受けます。
このため、春節などの大きな休業期間を予め考慮に入れ、それに合わせて在庫を確保したり、発注計画を調整したりすることが重要です。
また、春節が終わった直後も、工場がフル稼働に戻るまでに時間がかかるため、生産の再開や出荷の正常化を見越して計画を立てる必要があります。
このように国際ビジネスを行う際は、相手国の文化や習慣に合わせた柔軟な対応が求められるます。
自社ブランド商品の開発で競合との差別化を図る
雑貨のように需要が大きなジャンルの人気商品は、価格競争に巻き込まれることも少なくありません。
そのため輸入雑貨屋の長期的な運営のためには、ビジネスが軌道に乗ってきた時点で独自商品の開発による競合との差別化へ進むことが重要な戦略です。
最後に、差別化に欠かせないOEM/ODMについて解説します。
OEMによる競合との差別化
OEM(Original Equipment Manufacturing)は、商品の企画や設計・開発を自社で行い、製造のみを工場に委託して自社ブランドで販売することを言います。
このアプローチにより、デザイン・機能・オプションなどにおいて差別化を図ることで、競合に対して優位性を築くことが可能です。
例えば、特定の顧客群をターゲットにしたデザインや機能を持たせた製品を市場に投入することで、他の競合とは一線を画すブランドイメージを広められるでしょう。
中国のOEM工場と連携するメリットは、高品質な自社ブランド商品を市場に迅速に投入できるだけではありません。
市場のトレンドに合わせた柔軟な商品開発が可能となり、競争力のある独自商品を計画的に生み出すことができるのです。
そしてOEM商品を取り入れることで、長期的なブランド価値を提供できビジネスの安定につながります。
OEM商品の開発については、下記記事で詳しく解説していますので、ぜひ参照ください。
ODMによる競合との差別化
ODM(Original Design Manufacturing)は、開発、設計、製造までを製造工場へ委託して商品を生産し、自社ブランドで販売する方式のことを言います。
OEMが商品の製造のみを委託するのに比べて、ODMでは商品の企画以外はすべて製造工場へ委任する手法です。
設計から製造までを一貫して任せるので、生産効率やコスト削減が可能となり、独自ブランド製品の開発スピードも高まります。
ただし、ODM商品は製造工場への依存度が高く、自社の品質基準を満たせないことがあるため、ODM先工場の選択は慎重に行うべきです。
また、製造工場が持つデザインやテンプレートがもとになるため、自社ブランド品が簡単に競合に真似されてしまうリスクも否めません。
ODM商品については、下記記事で詳しく解説していますので参照ください。
まとめ
今回の記事では、初心者でも手軽に始められる人気の輸入雑貨販売の中国輸入による開業について解説しました。
北欧などのヨーロッパからの仕入れも人気ですが、中国仕入れの方がいかに輸入雑貨の販売に有利かがわかっていただけたと思います。
中国輸入と聞くと「自分にできるのだろうか?」と不安に思う人も多いですが、中国輸入代行業者を利用することで、国内仕入と変わらない感覚でのビジネスが可能になります。
弊社「THE CKB」では、個人の副業ベースから大規模事業者まで幅広いプランを提供しいます。
また、既述の通り自社ECサイトを持つ方のためにも、Shopify、BASE、STORESといった人気サービス企業と提携しており、システム連携により注文の自動処理などの便利な機能をご利用いただけます。
このように中国輸入で輸入雑貨屋を開業し、長期に渡りビジネスを展開するには、中国輸入代行業者最大手の弊社「THE CKB」のご利用がおすすめです。
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