メルカリ出品で「いいね!」を一杯もらっても売れない4つの理由と5つの対策
「メルカリで出品して「いいね!」をたくさんもらっても、なぜか売れない…」
そんな経験はありませんか?
実は、「いいね!」がついただけでは売り上げにつながらない時は、それなりの理由と取るべき対策があるのです。
このことを知っておくと、ライバルに一歩差をつけて販売することができます。
この記事では、「いいね!」がついても売れない理由と、売れるための具体的な対策を詳しく解説しますので、適切な改善を図って売上につなげてください。
目次
メルカリの「いいね!」ボタンの出品者メリット
メルカリの「いいね!」ボタンのメリットを十分理解していないと、メルカリのありがたい機能を生かした販売ができません。
そこで、「いいね!」をメルカリユーザーから受けることで、出品者にどのようなメリットを得られるのかについて、最初に見ていきましょう。
人気のある商品がひと目でわかる
メルカリで物を売るときに商品につく「いいね!」の数は、人気を知るのに重要なバロメーターになります。
多くの「いいね!」をもらった商品は需要が高い証拠であり、これを見れば初心者の方でも、どの商品が注目されているかがすぐに理解できるでしょう。
また、メルカリのタイムラインにおいて同じような商品が数多く並んでいても、「いいね!」が多い商品の方がより多くの人に見てもらえる可能性が高くなります。
このように「いいね!」の数は、出品者が自身の商品が市場でどのように受け止められているかを理解するのに役立ち、さらに、人気商品の特徴を分析し、将来的な出品戦略を練る際の参考にもなります。
「いいね!の多い順」で検索されたとき商品の露出度が上がる
メルカリで商品を検索するとき、「いいね!の多い順」で結果を並べ替えることができます。
この機能は「いいね!」の数を多く得られている商品を持つ出品者にとって、とても大きなメリットとなります。
なぜなら、上図のように「いいね!」が多い商品は検索結果の上位に表示され、購入希望者の目に留まりやすくなるからです。
その結果、商品ページへのアクセス数を増やし、購入につながる可能性が高くなります。
つまり、「いいね!」を多く集めることは、自分の商品をより目立たせ、メルカリ内での露出度を高める効果的な方法と言えるのです。
値下げやコメント時に「いいね!」登録者全員へ通知がいく
メルカリでは、「いいね!」をした人には特別な通知が届きます。
例えば、あなたが商品の価格を下げたり、商品にコメントをしたりすると、その商品に「いいね!」をした人たち全員に自動で通知が送られるのです。
これは、出品者にとって非常に有利な機能で、商品に興味を持っているけれどもまだ購入を決めていない人たちを再び商品ページに呼び戻すことができます。
価格が下がったことを知ったり、出品者からの新しいコメントを知ったりすると、興味を持っていた人たちは再度商品を見直し、購入に至る可能性が高まるかもしれません。
このように、「いいね!」機能を通じて、出品者は潜在的な購入者と間接的にコミュニケーションを続けることができるのです。
これは、売上を増やすための非常に有効な機能と言えるでしょう。
「いいね!」を付けたユーザー名がわかる
メルカリ出品において「いいね!」を付けてもらうと、そのユーザーの名前が確認できるようになっているため、マーケティング戦略を練るうえで極めて貴重です。
たとえば、特定の商品に「いいね!」を付けたユーザーが多い場合、この情報をもとに、ターゲットとなる顧客層を特定し、彼らのニーズに合わせたプロモーション活動や新たな商品開発を行うことができます。
また、直接ユーザーに連絡を取り、特別なオファーや割引を提供することで、顧客との関係を深め、リピーターを増やすことに繋がるのです。
このように、「いいね!」を付けたユーザー名を知ることは、出品者が顧客の嗜好を理解し、販売戦略をより効果的に展開するための鍵となります。
メルカリの「いいね!」ボタンの購入者メリット
ここでは「いいね!」をつけた購入者側のメリットを解説します。
このことを知っておくことで、出品者としても「いいね!」を入れる側の事情がわかり、相手の状況を想像しながら販売が可能になるでしょう。
「いいね!」をつけた商品を一覧できる
メルカリで「いいね!」を利用することは、購入者にも大きなメリットをもたらします。
特に、「いいね!」をつけた商品を一覧で見ることができ、気になる商品にすぐにアクセスできるようになる点はとても便利でしょう。
この機能により、例えば、購入を迷っている商品や、価格の変動を見守りたい商品に「いいね!」をつけておくことで、後からでも簡単にその商品ページにアクセスできます。
また、お気に入りの商品を一箇所にまとめることができるため、比較検討が容易になり、より賢明な購入決定を下すことが可能になります。
このように「いいね!」一覧は、自分の興味や欲しい物リストを整理し、購入計画を立てる際の有力なツールとなり得るのです。
「いいね!」を付けた商品へのコメント通知が入る
「いいね!」を付けた商品に対する新たなコメントがあった場合、購入検討者に通知が届くのは、大きなメリットと言えます。
この通知システムにより、価格改定の最新の情報や出品者と他の利用者との商品状態や価格交渉に関するやり取りがリアルタイムで購入検討者に伝わります。
この機能は購入を検討しながらも決断に至っていない商品について、より詳細な情報を得たいときに便利です。
また、他のユーザーの質問によって、自分が気づかなかった商品の特徴や条件が明らかになることもあり、購入過程がスムーズになる可能性があります。
メルカリの「いいね!」がついても売れない4つの理由
メルカリの「いいね!」機能は非常に便利ですが、「いいね!」が多くつきながらもなかなか販売につながらないこともあります。
そのようなケースでの売れない理由を紹介しますので、ご自身の出品内容に照らし合わせて改善のヒントとしてください。
理由1:プロフィール欄の充実度や販売実績が乏しい
メルカリで商品が「いいね!」を多数獲得しても売れない一因として、プロフィール欄の充実度や販売実績の乏しさが挙げられます。
プロフィール欄は、購入者が出品者の信頼性や信用を判断するための重要な情報です。
プロフィールが充実していない、または販売実績が少ないと、購入希望者は出品者を信頼することが難しくなります。
特に新規の出品者の場合、初めての取引であるために購入者は不安を感じやすく、その結果、商品が「いいね!」を多く受けていても、実際の購入には至らないことがあります。
販売実績を急に増やすのは難しいですが、プロフィールは改善が可能なので後ほど詳しく説明するように、信頼感を高めて親しみを得られる内容するといいでしょう。
理由2: 価格設定に納得してもらえていない
「いいね!」を多く受けながら売れない大きな理由は、価格設定にあります。
商品に対する興味はあるものの、その価格が市場の相場や購入者の期待と合致していない場合、実際の購入にはなかなか至りません。
購入者は同様の商品を他の出品者からも探し、最もリーズナブルな価格を提示している出品者と取引を進める傾向にあります。
価格設定が高すぎると、たとえ商品に魅力があっても見過ごされることが多いのです。
理由3: 商品説明や画像の提供が不十分
「いいね!」を獲得しても売れない理由に、商品説明や画像の不十分さが挙げられます。
購入者は商品の詳細を知るために、出品者が提供する商品情報や画像をチェックします。
その際、説明文が不明瞭であったり、画像が不鮮明で枚数が少ない場合、購入希望者は、他の出品者からの購入の可能性を探るでしょう。
理由4: 購入ではなくリサーチのために「いいね!」を利用している
「いいね!」を付けるのは購入希望者ではなく、同じような商品の販売を考えている出品者であるケースもあります。
特に人気カテゴリーや高額商品においては、出品するタイミングが重要であり、競合が高く売りたいと考えている場合、あなたの商品が売れるのを待っているかも知れません。
このような「いいね!」を付けている人は、相手のアカウントを見て、出品中心なのか購入中心なのかで判断できます。
「いいね!」がついても売れない商品を購入してもらう5つの対策
「いいね!」が多くついても売れない場合、あと一押しのアクションや工夫で販売に結び付く可能性があります。
ここでは、そのノウハウを解説しますので、ぜひ参考にして販売に役立ててください。
対策1: プロフィール欄で信頼感を高め親しみを演出する
プロフィール欄は、購入者が出品者を判断する上での第一印象となるため、ここに時間をかけて情報を充実させることが重要です。
具体的には、出品者としての経験や、商品に対する情熱や知識を共有することで、購入者に対してより専門的で信頼できるイメージを持ってもらえます。
また、個人的な趣味や興味をさりげなく加えて人柄を伝え、親しみやすいイメージを作り出す努力も効果的です。
対策2:期間限定の値下げセールを行う
メルカリの購入者は値段の安さを求める傾向があるため、期間限定の値下げセールを実施することはとても有効な手段です。
この方法は、商品への関心はありながら価格面で躊躇している購入希望者の決断を促すことができます。
期間限定であることを伝えることで、購入者に対して「今がチャンス」という緊急性を感じさせて購入を促進します。
セールの告知は価格改定後に、商品説明文やタイトルに明記しコメント欄でも行うことで、「いいね!」をつけている購入希望者に一斉に通知されます。
対策3: 商品説明や画像の質を改善する
商品説明や画質を見直し改善することは、購入を検討している人に対する追加情報の提供となるため有効な手段です。
商品説明文では、商品の特徴や利点を具体的に丁寧に記述し、購入者が持つ可能性のある疑問に前もって答えるよう努めます。
サイズ、色、素材、使用感、状態など、購入判断に必要な情報はすべて網羅することが重要です。
画像に関しては最大20枚までアップロードできるので、画質がクリアで商品の詳細がよくわかるものを数多く用意することが大切です。
対策4: セット販売やおまけをつけてみる
セット販売やおまけの提供は、購入希望者の新しい興味をそそるため、販売につながる可能性があります。
セット販売では、関連商品や同じカテゴリーの商品を一緒にバンドルして販売することで、単品購入よりもお得感を提供します。
例えば、ファッションアイテムであれば、トップスとボトムス、またはアクセサリーをセットにすることで、購入者のニーズに応える可能性が高まります。
おまけをつける場合は、商品の価値を感じてもらうために、小さなプレゼントやサンプルを同梱することがポイントです。
対策5:再出品により商品の露出度を上げる
再出品とは、一度出品した商品を取り下げて、新たに出品し直す行為を指します。
再出品により商品はメルカリ検索画面のタイムラインにおいて上位表示されるので、商品の露出度を高め、新たな購入希望者の目に留まる機会を増やすことができます。
ただし、商品を取り下げた時点で「いいね!」を付けてくれた人達の記録が消えるので、これまで解説した方法が効果なかった場合の最後の手段とするといいでしょう。
まとめ
メルカリでの成功は、単に商品を出品するだけでは成し遂げられません。
商品が「いいね!」を多く獲得しても売れない場合、出品者はさまざまな戦略を駆使して状況を改善する必要があります。
解説しましたように下記のような対策は、メルカリで注目を集め、売上を上げるための重要な手法です。
・プロフィールの充実化による信頼感の構築、
・価格の見直しや期間限定セールによる購入促進
・商品説明と画像の質の向上
・セット販売やおまけの提供での商品価値の追加
・再出品を通じた露出度の増加
これらのアプローチを組み合わせることで、さらに多くの購入者を引きつけ、商品を効果的に売り切ることができるでしょう。
メルカリでの売買は、出品者の積極的な試みと改善によって、成功へと繋がるのです。