【2024 年版】中国輸入で儲かる商品ジャンル10選!仕入時の注意事項も解説
中国輸入をこれから始めようと思うけど、商品がありすぎて何を売ればいいのかわからない人も多いでしょう。
実際、アリババグループを中心とした中国ECサイトは、今や流通量で世界一の物量を誇り商品数も何十億点もあるので迷うのは当然です。
そこで、今回の記事では、中国輸入ビジネスにおいて儲かる商品ジャンル10選を紹介します。
中国輸入ビジネスの最大のメリットは、仕入価格の安さです。
最近では円安トレンドが進み、輸入企業は利益を出すのに苦労しているようですが、中国輸入においては仕入価格が驚くほど安いので、商品選択を間違わなければ利益の伸ばして行くことは可能です。
中国輸入で稼げる商品ジャンルだけでなく、ビジネスを始めるにあたっての注意事項も解説しますので、参入を迷っているかたは最後まで読んで参考にしてください。
円安が気になる方は、中国輸入において為替相場がストレートに作用しないことを、下記の記事で知ってください。為替に対する印象が変わると思います。
目次
中国輸入で稼げる商品ジャンル10選
中国のECサイトでは、さまざまなジャンルの商品が国内外へ販売されていますが、日本で
人気があり儲かるジャンルはある程度決まっています。
もちろん、儲かるジャンルであれば、どんな商品を売ってもいいというわけではありませんが、何を扱おうかと迷っている方にとっては目安となるでしょう。
※事例で示した粗利益率はあくまでもラフな試算ですので、実際の仕入では為替や輸送手段、販促費用などによって変わることご了承ください。
ファッション・アパレル
ファッションジャンルのアパレルは中国輸入の鉄板です。
日本にないデザインの衣装が安く手に入り、最近は中国製品でもおしゃれなものが多いので特に女性に人気があります。
商材として扱うにもコンパクトで軽く国際輸送料を抑えることができるため、利益を出しやすいジャンルです。
そのためライバルも多いですが、需要も大きく中国のECサイトや卸市場において絶えず新製品が供給されるため、商品に困ることはないでしょう。
上図は1688.com仕入メルカリ販売の例です。
仕入価格の2,951円に対して11,200円の売上なので、仕入コストを1.5倍でラフに見積もって国内送料を含めた販売手数料を差し引いても約40%の粗利益が見込めます。
※仕入コスト:商品代金+国内外輸送料+輸入代行手数料+通関手数料等
レディースファッション・おしゃれな人が愛用する人気ホワイト系ボトム特集!
ファッション・アクセサリー
ファッションのジャンルではアクセサリーも、日本にないデザインとコストパフォーマンスの良さから人気があります。
中国製のアクセサリーは、低コストでありながらデザイン性が高く、ファッション・トレンドを楽しみたい若い女性が需要の中心です。
ただし、中国製品は偽物が多いため、ノーブランド品のみを取り扱うことが重要です。
上図は1688.com仕入・アマゾン販売の例です。
仕入価格の30円に対し販売価格が5,700円なので、仕入コストを2倍でラフに見積もり国内送料を含めた販売手数料を差し引くと、単純計算では約70%の大きな粗利益が見込めます。
ただし、このように仕入価格が極端に安い場合は、国際輸送費やその他のコストが高くなり、実際は50%程度になるでしょう。
アクセサリーは流行り物なので、在庫をかかえないように販売することがポイントです。
大手ブランドの委託製造経験豊富な工場 - 8選! 【アパレル・アクセサリー編】
ファッション・靴
ファッションにける靴・スニーカーも人気ジャンルの定番です。
人気の秘密は、コストパフォーマンスの高さとファッショントレンドへの迅速な対応能力と言えるでしょう。
ファッショントレンドが急速に変化する中で、中国の製造業者は流行のデザインや素材を迅速に取り入れ、さまざまなスタイルの靴を市場に供給しています。
このため、ファッション意識の高い消費者からの需要が絶えず、靴の輸入販売が盛んに行われているのです。
上図は1688.com仕入・アマゾン販売の例です。
仕入価格の594円に対し販売価格が3,800円なので、仕入コストを1.5倍でラフに見積もり国内送料を含めた販売手数料を差し引くと、約40%の粗利益が見込めます。
大手ブランドの委託製造経験豊富な工場 - 8選! 【靴・バック編】
ベビー・キッズ用品
ベビー・キッズ用品も中国輸入で人気ジャンルです。
ベビー服や子供服は成長とともにすぐに着れなくなるので、手頃な価格でかわいい服や日本にないデザインの商品が手に入るので、子育て中の主婦の間で大きな需要があります。
ひな祭り、こどもの日、ハロウィンやクリスマス、入学・卒業シーズンなどのイベント時期はもちろん、日常服にも利用されるので、1年中需要が見込めます。
衣類以外にも子供用リュックや靴などのファッション雑貨も同じ様に人気があるので、子供ジャンルとしてひっくるめて扱ってもいいでしょう。
上図は1688.com仕入メルカリ販売の例です。
仕入価格の679円に対して2,580円の売上なので、仕入コストを1.5倍でラフに見積もって、国内送料を含めた販売手数料を差し引いても約40%の粗利益が見込めます。
スマホアクセサリー
スマホアクセサリーは中国輸入で取り組む人も多い商品ジャンルで、スマホケースや保護フィルム、充電ケーブルなどは、回転率が高くて扱いやすい商品です。
こちらのジャンルもライバルも多いですが、スマホはもはや日用品と言われるほど市場に定着しており、その周辺のアクセサリーに安定した需要が見込めるので、長期的に取り組むことが可能です。
上図は1688.com仕入アマゾン販売の例です。
仕入価格の49円に対して定価1,460円です。単純に仕入コストを2倍でラフに見積もって、国内送料を含めた販売手数料を差し引くと、約70%の粗利益が見込めます。
ただし、単価の安いアクセサリーは少数で仕入れると国際送料の方が大きくなるので、実際の粗利は30~40%あたりになるでしょう。
また、販売単価が安いので、薄利多売を目指すジャンルになります。
生活雑貨
インテリアなど小さな生活雑貨は国際送料を抑えるころができるので、中国輸入においても人気のあるジャンル商品です。
生活雑貨においても日本にないデザインの商品が安く手に入るところに需要があり、小さめの軽い商品を扱うのがポイントです。
ただし、国際輸送される上で商品の扱いは粗いので、壊れにくい商品を選らぶ方が無難です。
上図は1688.com仕入メルカリ販売の例です。
仕入価格の1,123円に対して8,180円の売上なので、仕入コストを2倍でラフに見積もって国内送料を含めた販売手数料を差し引いても約60%の粗利益が見込めます。
1688.comにおいては、仕入個数に応じて仕入価格が安くなるショップが多く、上図において価格に幅があるのはそのためです。
ペット用品
ペット用品の需要は昔からあり、近年、ペットの飼育率が世界的に増加しているので、犬や猫に関する商品を中心にして人気があるジャンルです。
中国製でも、ペット用食品、おもちゃ、アクセサリー、ケア用品などが多く扱われており、品質の向上と優れたコストパフォーマンスによって広まっています。
人が存在する限り永久的になくならないジャンルなので、安心して取り組めます。
上図は1688.com仕入メルカリ販売の例です。
仕入価格の240円(小型)に対し販売価格が2,680円なので、仕入コストを2倍でラフに見積もって、国内送料を含めた販売手数料を差し引くと、約40%の粗利益が見込めます。
スポーツ・アウトドア用品
スポーツ・アウトドア用品は、近年、特に需要が伸びている人気のジャンルです。
コロナ禍で密を避けて楽しめるレジャーとして、「ソロキャンプ」や「おうちキャンプ」の流行によりアウトドア用品の需要が高まりました。
アウトドア人口が増えたためブームは続き、今後も自然回帰への欲求が高まることから、需要が拡大するとみられています。
上図は1688.com仕入・メルカリ販売の例です。
仕入価格の21,210円(8人用テント)に対し販売価格が39,150円なので、仕入コストを1.5倍でラフに見積もって、国内送料を含めた販売手数料を差し引くと、約15 %の粗利益が見込めます。
利益率爆上げ!魅力あふれる高利益商品特集** アウトドア用品*
車・バイク用品
中国製の車・バイク用品は、メーカーに合わせたパーツが安く手に入るので、マニア向けの人気ジャンルです。
中国では車・バイクのパーツをメーカー仕様に合わせた汎用品を企画製造しているので、自分の車やバイクをカスタマイズしたいマニア男性に需要があります。
上図に挙げたサンプルでも、BMW向けにカスタマイズされたテールランプが売れています。
上図は1688.com仕入メルカリ販売の例です。
仕入価格の12,717円に対し売上価格が26,800円なので、仕入コストを1.5倍でラフに見積もって、国内送料を含めた販売手数料を差し引くと、約20 %の粗利益が見込めます。
販売単価が高いので、20%でも利益金額は大きくなります。
工具・DIY用品
工具・DIY用品はメンテナンスや日曜大工用品として、安く手軽に購入できることで人気があります。
需要は個人に限らず中小工場での経費削減目的でも使われており多く、品質のよい商品を扱うことでビジネスになる可能性があるでしょう。
上図は1688.com仕入アマゾン販売の例です。
仕入価格の700円に対し販売価格が2,299円なので、仕入コストを1.5倍でラフに見積もって、国内送料を含めた販売手数料を差し引くと、約25 %の粗利益が見込めます。
中国輸入における3つの注意事項
中国輸入に儲かるに人気ジャンルを紹介しましたが、仕入の際には注意すべきポイントがいろいろあります。
特に初心者の方は、仕入価格の安さに目を奪われて、思わぬ落とし穴やトラブルに巻き込まれる可能性もあるので、注意が必要です。
商品品質に注意する
中国のECサイトでは、多くの店舗が出店しており、下図のように同じ商品や類似品を販売しているケースも多々あります。
最初は、価格が一番安い店舗で仕入れる人も多いですが、使われている商品画像が一緒でも商品の品質が違うことがあります。
販売価格が安い店舗は、コストを下げるために素材や製造過程が異なる可能性があり、仕入れてみると思っていたイメージと違うことが多いでしょう。
そのため、店舗の評価や顧客レビューを参照し、それでも迷う場合は、複数の店舗からテスト仕入をして比べるといいでしょう。
1688.comにおいて間違いのない店舗を見抜く具体的な方法については、下記の記事で詳しく解説していますので、必ず参考にして下さい。
偽ブランド品や著作権侵害商品に注意する
中国製品は、偽物や著作権を侵害した商品が出回っているため、扱う商品はノーブランド品だけに絞りましょう。
最近は技術の進化から偽物と本物の見分けが素人では難しいので、特にハイブランド品を仕入れてはいけません。
また、日本アニメの中国製キャラクターグッズは、ほぼすべて著作権や商標権侵害にあたる商品だと思って間違いありません。
アパレルやスマホケースでも、日本のアニメキャラクターなどを扱った商品は模倣品が殆どですので、そういった商品には手を出さないことが基本です。
最近では、偽ブランド品への輸入規制も強化されていますので、詳しくは下記記事を参考にしてください。
輸入禁止品・規制品に注意する
中国輸入ビジネスに携わる限りは、日本の法律に基づく輸入禁止品・規制品に関する情報は必ず知っておかなければいけません。
銃器や麻薬などの輸入が禁じられているのは当然のことですが、他にも日本の産業を守るためや消費者の安全を守るために、さまざまな規制があります。
例えば、家電商品やバッテリーなどの電源がからむ商品は電気用品安全法による規制があり、事前申請の上、定められたテストを受けなければなりません。
医薬品や化粧品、サプリメントなどは、薬機法における規制があります。
また、6歳未満の乳幼児が口にする可能性のある玩具は、食品衛生法の規制対象となっています。
それらの商品は輸入の際に検査や届出が必要ですので、最初のうちは仕入対象からはずした方が無難です。
輸入禁止品・規制品に関する詳しい情報は、下記の記事で解説していますので、参考にして下さい。
まとめ
今回の記事では、中国輸入の初心者のために、儲かる人気ジャンル10選をお届けしました。
人気ジャンルは取り扱う事業者も多いですので、最初は売上の多い人の真似をしながら、人気ジャンルの中でもどんな商品が売れるのかをつかんでいきましょう。
慣れるに従って、自分なりに誰も扱っていない商品にチャレンジすることで、利益を拡大していくことができます。
ある程度の実力が備わった時点で、OEMやODMに取り組むことで、誰にも真似されない商品で事業を展開していくことが可能になります。
弊社「THE CKB」では、初心者の方から大規模事業者まで、それぞれのステージに合ったサポートを提供しています。
今回の記事で人気商品を扱って中国輸入にチャレンジしたいと思った方は、いつでもお問い合わせください。