Shopifyの特徴と自社ECサイト開設のメリット・デメリット!中国輸入でも「The 直行便」と連携!
中国輸入販売をAmazonや楽天市場などといった大手ECサイトで行っていても、諸費用や厳しい規制から自社ネットショップの開設を検討される事業者の方が増えています。
そのような事業者の間で注目されているのが、ECサイト構築のためのプラットフォームを提供しているShopifyです。
この記事では、Shopifyの概要からメリット・デメリットを解説し、その魅力に迫りますので、是非、最後まで読んでください。
Shopifyとは
Shopifyは2004年にカナダで創業されたECサービスであり、現在では世界175カ国において、100万以上のネットショップが開設されているECサイトのプラットフォームです。
Shopifyは、ECサイトの作成および管理のための幅広い機能を備えており、誰でも簡単にECサイトを構築・運営することができます。
また、Shopifyでは、拡張機能となるShopify アプリが多数開発されており、基本機能に搭載されていない機能も追加することができます。
日本では2017年からサービスの展開が始まり、2020年4月には楽天と連携することで、管理画面やサポートの日本語対応も始まり利便性が進みました。
Shopifyの主な4つの特徴
Shopifyの代表的な特徴は下記の4つであり、多くの国で自社ECサイトを運営するスモールビジネスから大企業の人達の間で利用されています。
事業レベルに応じたリーゾナブルな料金プラン
Shopifyでは当初3つの月額料金プランで始まりましたが、2022年4月から初心者向けのスタータープランと、取引量の多い事業者向けのプラスプランが加わりました。
現在、下表の5つの料金プランで、個人から大企業のECサイトすべてのビジネスに対応できるサービスと環境が、リーゾナブルな価格で提供されています。
プラスプラン以外では、3ヵ月間、月額料金が1米ドルという格安料金で利用できるので、まずは体験してみたいという人にとって嬉しいシステムです。
事業の成長に合わせてプランをアップグレードすることが可能で、月額利用料は高くなりますが、商品販売における決済手数料が低くなります。
直感的でわかりやすいインターフェース
Shopifyのインターフェースは、直感的でわかりやすく、プログラミングの知識がなくても簡単に操作することができます。
管理画面は日本語で表示され、商品の追加や編集、注文の管理、マーケティングの設定など、すべての操作が簡単に行うことができます。
また、Shopifyには、豊富なヘルプドキュメントや動画教材が用意されているので、分からないことがあればすぐに調べることが可能です。
高いデザイン性を備えたテンプレート
Shopifyは、ビジネスのニーズに合わせてカスタマイズできる、多数のプロフェッショナルなテンプレートを提供しています。
テンプレートは、デザイン性が高いものが多く、テンプレートを選択するだけで、すぐにECサイトを作成することができます。
テンプレートのカテゴリは、ファッション、ライフスタイル、テクノロジー、フード、美容、ホーム&ガーデンなど数多くの種類にわかれており、無料版が9種類、有料版が64種類と豊富です。
また、全てのテンプレートはレスポンシブデザインとなっており、デスクトップ、タブレット、スマートフォンなど、あらゆるデバイスで適切に表示されます。これにより、顧客がどのデバイスを使っても、最良のショッピング体験の提供が可能です。
強固なセキュリティ
Shopifyは下記のような強固なセキュリティ対策によって、お客様のデータを保護し、安全なオンラインショッピング環境を提供しています。
PCI DSS準拠
クレジットカード取引を保護するための、国際的な高いセキュリティ基準を採用しています。
SSL/TLS暗号化
データ送信の際に高度な技術で情報を暗号化することで、お客様のデータを保護しています。
2段階認証
パスワードに加えて携帯電話に送信されるコードを入力することで、アカウントへのアクセスをさらに保護しています。
セキュリティ監視
24時間365日体制でセキュリティを監視しており、万が一、不正アクセスやマルウェア感染などのセキュリティインシデントが発生した場合でも、迅速に対応することができます。
Shopifyでネットショップ運営する4つのメリット
ここではShopifyでネットショップを運営するメリットについて、主なものを4つ見ていきます。
豊富な機能拡張が可能なアプリ
Shopifyは、オンラインストアをカスタマイズし、ビジネスを成長させるための8,000を超える多くのアプリを提供しています。(2023年5月時点)
この圧倒的なアプリ数にはAPIを外部開放しているという背景があり、多くのサードパーティによって拡張機能となる独自アプリが開発されているのです。
アプリは、決済、マーケティング、カスタマーサービス、在庫管理、ウェブ解析など、ビジネスに不可欠なカテゴリに分類されており、Shopifyのアプリストアからダウンロードすることができます。
高い集客能力
自社ECサイトの運営では集客を自力で行う必要がありますが、Shopifyは集客力を向上させるために、下記のような多くの機能を提供しています。
SEO機能
Shopifyのプラットフォームでは、タイトルタグやメタディスクリプションの編集、画像のalt属性、サイトマップ作製、専用ブログへの投稿などによりSEO対策することで、優れた集客力を発揮できます。
SNSとの連携
Shopifyでは、Facebook、Instagram、Twitterといった代表的なSNSと連携しており、これらのプラットフォームの広範なユーザーにアクセスして、新しい顧客を獲得することが可能です。
広告
ShopifyはFacebook Ads及びGoogle Adsと連携しており、ショップの管理画面からこれらのプラットフォームを利用し広告を作成管理することが可能です。
手数料が安く入金サイクルが短い
Shopifyペイメントを利用することで、取引手数料と振込手数料は無料となり、決済手数料(3.15~5.0%)のみの負担となります。
また、決算手段については、クレジットカードや銀行振込、コンビニ決済など6種類と豊富に揃えられており、Apple Payなどの数多くのID決済にも対応しています。
入金サイクルは、決済後翌週金曜日入金というシステムが採用されており、資金繰りの面でも非常に便利です。
越境ECサイトとした海外展開も可能
越境ECとは、ECサイトで国境を越えて海外のユーザーに商品を販売することを意味し、言語や通貨の設定など様々な仕様が必要になります。
この海外対応の面において、Shopifyでは19カ国語・17通貨に対応しているだけでなく、国ごとの配送料や税率の設定が簡単にできます。
自社ECサイトで海外展開を行いたい事業者には非常に利便性が高く、他のECサービスにはない大きなメリットです。
Shopifyでネットショップ運営する3つのデメリット
Shopifyは多くのメリットを持つECサービスですが、事前にデメリットも確認しておくことで、利用時に対策することができます。
カスタマイズにはHTML等の専門知識が必要となる
Shopifyは、初心者でも簡単にオンラインストアを立ち上げることが可能です。
しかし、店舗のデザインや機能をより詳細にカスタマイズしたい場合、HTMLやCSS、Liquid(Shopifyのテンプレート言語)の知識が必要となる場合があります。
したがって、ショップのオリジナリティにこだわる場合、ご自身で基本的なプログラムのスキルを身につけるか、専門家を外注するといいでしょう。
アプリには有料も多く使い方しだいで割高になる
Shopifyのアプリストアには、既述の通り8,000を超える多数のアプリがあり、月額課金制のものや、インストール時に費用が発生するものなど、さまざまな料金体系となっています。
アプリによっては、使用頻度に応じて料金が変動することもあり、特に、一部の高度な機能を持つアプリや、定期的な使用料を必要とするアプリは、ショップ運営コストを大幅に増やす可能性があります。
Shopifyでアプリを使用する際には料金体系をよく確認し、なるべく無料アプリを導入したり、割引クーポンを使用するなどにより、安く利用する方法を検討しましょう。
英語でなければ対応できない機能が多い
Shopifyは元々カナダの企業であり、デフォルトの言語は英語です。そのため、いくつかの機能やアプリ、カスタマーサポートは、日本語ではなく英語を基本としています。
例えば、Shopifyのヘルプセンターは英語でしか提供されておらず、アプリストアには、日本語で対応していないアプリが数多くあります。
そのため、英語に不慣れなユーザーにとっては、操作を難しくする可能性があります。
しかし、Shopifyでは以下のような日本語サポートが準備されているので、必要に応じて活用するといいでしょう。
Shopifyの公式運営サポートサイトで、過去にあった質問への回答が掲載されています。
Shopifyの公式日本語サポートチームから、メールでサポートを受けることが可能です。
Shopifyの他のユーザーと知識・ノウハウの情報交換や共有が可能なコミュニティで、Shopifyサポートの1つです。2022年3月時点で約10万人の会員が参加しています。
まとめ
今回は自社ECサイト構築に、世界中で人気のShopifyを紹介しました。
弊社「THE直行便」ではShopifyと業務提携しており、弊社サービスをご利用して頂いているお客様に、無料で下記の自動サービスを提供しております。
・Shopifyの受注データを自動的に取り込むことによる発注業務の自動化
・Shopifyへの商品の一括登録可能による業務効率化
・Shopifyへの出荷情報の自動反映によるデータ入力作業削減
・タオバオと1688.comの商品情報、仕入価格、在庫状況が確認可能
Shopifyを利用して中国輸入販売を行っている方は、上記サービスによって大幅な業務効率化が可能となりますので、「THE直行便」のご利用を、是非、ご検討ください。