【2025年最新版】Shopifyは売れない?BASE・STORESの料金・手数料・機能を比較表で徹底分析!

「ECモールの規制が厳しくて自由に販売できない」
「顧客データを自由に収集して活用したい」
「そろそろ自社ECサイトを持って、ブランディングを図りたい」
ECモールで出店していてもこのような悩みから、自社ECサイトを開設することを検討している企業や事業者の方が増えています。
しかし、ECサイト構築のプラットフォームを提供しているサービス会社も数多くあるので、どれを利用すればいいのかと迷うことも少なくないでしょう。
今回はそういった方のために、近年、特に人気のShopify、BASE、STORESの3社に焦点をあて、提供されているサービス内容を比較表で徹底分析します。

目次
Shopifyは売れない?BASE・STORESと概要を比較

海外では自社ECサイトを構築するためのサービスを提供する企業が数多くありますが、カナダのShopifyは世界シェアでトップを誇ります。
日本でもこの10年の間に同様のECサービスを提供する企業が増え、特にBASEとSTORESへの注目度が高いです。
まずは3社の概要から見ていきましょう。
Shopify概要
Shopifyは、2004年にカナダで創業されたECサービスで、現在では世界175カ国でサービスが利用され、100万以上のネットショップが運営されているECプラットフォームです。
日本への進出は2017年であり、2020年4月には楽天と連携して管理画面やサポートの日本語対応も開始されました。
Shopifyの特徴は、豊富な機能拡張、高精度なストア分析、連携可能な豊富な外部サービス、優れた越境EC機能、高いデザイン性、強固なセキュリティーなど、非常に多くあります。
それらのサービスが5つの料金プランで、個人から大企業のECサイトすべてのビジネスに対応できる環境が提供されています。
BASE概要
BASEは、2012年に創業したBASE株式会社が提供する日本のECサイト構築サービスです。
「3つの項目を埋めるだけですぐにショップを開設できるネットショップ作成サービス」とホームページで謳っているだけあって、誰でも簡単に自社サイトを構築できる工夫がいろいろあります。
個人でもメールアドレスさえあれば無料で開設できる気軽さから、2024年12月時点で開設されたネットショップの数は230万店に達しました。
2022年4月から新しい料金体系の「グロースプラン」が始まり、ショップの売上規模が大きくなったユーザーにお得なサービスが提供されています。
STORES概要
SOTORESも、2012年創業のSTORES株式会社が運営する日本のECサイト構築サービスです。
「自分でつくれる本格的なネットショップ」という謳い文句通り、個人でもECサイトを簡単に作成できるECサービスです。
ショップ開設にあたって無料のフリープランと有料のスタンダードプランの2種類があり、手軽さが人気で毎月約1万ショップの出店があります。
これら3社のサービスの違いを、料金/手数料、決済方法、サイト作成機能、集客機能、海外対応機能の各分野で見ていきましょう。
料金/手数料 でのサービス比較

月額料金と取引手数料/決済手数料の比較
Shopifyでは、2024年5月より従来のドル建てから円建て決算が可能になり、それに合わせてプランも大きく変更となっています。
どのプランも3日間、無料でお試しができるだけでなく、無料期間を過ぎて3ヵ月間は、150円で利用できるので、かなりお得です。
これは、BASEやSTORESの無料プランへの対抗と思われますが、低価格でお試しできるのはありがたいですね。
運営するネットショップの月商規模や利用プランによって、各サービスの費用の内訳は変わります。
ECサービス利用をコストパフォーマンスのみで判断する場合は、固定費(月額料金)と変動費(各手数料合計)の合計を試算することによって決めるといいでしょう。
振込手数料の比較
振込手数料では、Shopifyが独自「Shopifyペイメント」を利用することによって無料となるので、他のサービスより有利です。
入金サイクルの比較
入金サイクルでも、決済後翌週金曜日入金のShopifyが一番有利です。
STORESは「月末締めの翌月20日払い」なので最長50日程度かかるため、一番不利な条件となっています。
ただし、BASEとSTORESは手数料を支払うことで、翌営業日入金が可能となります。
決済手段のサービス比較

決済方法が一番多いのは、上表の通りShopifyで、特にID決済においては群を抜いています。
決済手段が多いことによって、ユーザーの「カゴ落ち率」が大きく下がるので、Shopifyが一番販売機会を逃がしにくいと言えるでしょう。
- カゴ落ち率:ECサイトでの商品購入時において、ユーザーが「カートに入れる」などのボタンを押したあとに、購入手続きまで行かずにサイトを離脱すること。
サイト作成機能のサービス比較

写真登録枚数
商品写真登録数では、Shopifyが250枚と圧倒的に他の2社に差をつけており、画像での商品の訴求にポイントを置く場合は、Shopifyが一番有利となります。
テンプレート
テンプレートの種類では、無料の場合はSTORESが48種類と一番多く、有料の場合はShopifyが178種類と一番です。
テンプレートのデザインは好みの問題もあり、Shopifyは海外のサービスなので、どちらかというとダイナミックなレイアウトが多いと感じるかも知れません。
ECサービスを決める前に、事前に各社のデザインテンプレートの雰囲気を、よく確認しておくといいでしょう。
レイアウトはどのECサービスでもカスタマイズが可能ですので、優先順位は低くて大丈夫です。
詳しくは、サンプル画像の下のURLより各社のホームページへ移動して確認下さい。



HTML/CSS編集
HTMLとCSSによるサイトカスタマイズに関してですが、STORESでは編集ができません。
サイトを独自のものに変更したい方はShopifyかBASEを選ぶといいでしょう。
集客機能のサービス比較

ネットショップを綺麗に構築しても、そこへお客さんが訪問してくれないと意味がありません。
そのために必要なのが、SEO対策による集客です。
3社とも集客機能に力を入れており、特にSNS連携もいろいろ取り揃えていますが、よく比較表をチェックすると、ブログ機能がないなど、STORESが少し劣るようです。
海外対応のサービス比較

言語と対応通貨
言語対応は、Shopifyが全世界へ展開しているサービスであることから、50カ国語に対し、他の2社は英語のみなので差は歴然です。
対応通貨についても、Shopifyが130国以上に対応しており、BASEがアプリの「英語・外貨対応 App」をインストールすることで34種類に拡大でき、STORESは日本円のみとなります。
サポート
サポートについては、BASEとSTORESが日本企業であることから、日本語で受けることができますが、Shopifyはカナダの企業であることから英語対応が基本です。
しかし、Shopifyでは以下のような日本語サポートが準備されているので安心です。
Shopifyは売れない?目的・予算に合ったECサービスを選ぶ

3つの人気ECサービスを比較したうえで、大きな差がある項目を一覧にしたのが上表です。
利用するECサービスを決める時に重要なポイントは、構築する自社ECサイトの目的と予算の2点です。
上表からShopifyが他と比べて優れた点が多いのがわかりますが、月商規模が大きくない場合や海外展開を考えていない方は、他の選択肢の方が有利なこともあります。
それらを踏まえて、各ECサービスの特徴から、ご自身に適したプラットフォームを選択するのがいいでしょう。
越境ECも含め本格的なネットショップ運営にはShopifyが最適!

Shopifyには5つの料金プランがあり、月額料金が高くなっても各手数料が安くなる仕組みがあります。
売上規模の成長に応じて、料金プランをアップグレードしていくことが可能なのです。
Shopifyのサービスで、他社にないものや優れているものは、以下の通り数多くあります。
多彩な決済手段
決済面では、「Shopifyペイメント」を利用することで、BASEやSTORESにはない、Amazon PayやApple Payなど様々な決済手段を利用することができます。
4100以上のアプリによるECサイトのカスタマイズ化
サイト構築面でも、Shopifyにはプラットフォーム内に、「Shopify app store」と呼ばれるアプリストアがあり、ECサイトに様々な機能の追加が可能です。
例えば、SNSとshopifyを連携することやチャットボットの実装、請求書作成アプリ、配送の一括管理アプリなどによる効率化が可能となります。
アプリには無料と有料のもの合わせて4100以上あるため、BASEやSTORESと比べて自由にECサイトをカスタマイズすることができるのです。
優れた集客力
集客力では「SNSとの連携力」が強く、特にFacebook・Instagramとの連携が充実しています。
例えば、Facebookメッセンジャーを利用したチャット対応からショッピングカートへ誘導するなど、世界標準ならではのECサイトとしての機能が多く搭載されています。
圧倒的に豊富な海外対応機能
海外対応の面でも、世界中で利用されているプラットフォームなので、50カ国の言語に対応しており、130種類の通貨が利用できる上に海外発送も可能です。
将来、越境ECを視野に入れて自社ネットショップを本格的かつ長期的に運営する人にとっては最適なサービスです。
Shopifyについての詳細は、下記の記事を参照ください。
初心者の方が将来事業拡大を目指すにはBASEがおススメ

BASEでは、2024年1月よりグロースプランの料金改定があり、月額料金が5,980円から一気に16,850円となりました。
しかし、BASEは、「ショップの売上規模が月商50万円を超える場合、グロースプランの方がスタンダードプランよりも、運営費用をおさえることができます」とアナウンスしています。
これは、グロースプランの方が、取引手数料や決済手数料において有利だからです。
最初、無料のスタンダードプランからスタートして、月商が平均して50万円を超えたあたりからグロースプランへ変更すると、効率のいい事業の拡大が可能です。
ネットショップ構築にはECサービスを使うと便利ですが、サイトデザイン選定、商品登録、SEO対策による集客などを含めると、最初の売上が発生するまでに時間を要します。
初心者にとっては、まず無料のスタンダードプランを使ってネットショップの準備をし、売上が軌道にのってからグロースプランへ移行できるのは、大きなメリットと言えるでしょう。
副業レベルでネットショップを持つにはSTORESがおススメ

STORESもBASEと同じく、月額料金が無料で利用できるコスパのいいECサービスです。
総合的に見ると、各手数料やサイト構築機能、集客機能などで劣っており、海外対応も十分ではありません。
しかし、有料プランの利用料金は他のサービスと比べて最安値であり、ネットショップ運営に必要な基本的な機能は揃っています。
したがって、国内向けに副業レベルの数十万円程度の月商規模でネットショップを運営する方にはおススメです。
無料で始めて、有料プランに切り替えても月額利用料が安いので、売上が大きくなくても安心して継続できます。
何よりも初心者向けに配慮されたプラットフォームで、難しい操作はなく直感でネットショップが作れる仕組みになっています。
また、申込前でも後でも、電話でネットショップ開設の専門家に相談できるのは、STORESだけであり、初心者にとっては安心できるサポートです。
The CKB( 直行便)はShopify・BASE・STORESと業務提携しています

中国輸入代行業者である弊社「THE CKB(直行便)」では、今回の記事でご紹介しましたShopify・BASE・STORESと業務提携しています。
特にShopify・BASEとはAPI連携をしており、中国輸入ビジネスにおいて弊社サービスをご利用して頂いているお客様に、無料で下記の自動サービスを提供しております。
- Shopify・BASE店舗の受注データを自動的に取り込むことによる発注業務の自動化
- Shopify・BASE店舗への商品の一括登録可能による業務効率化
- Shopify・BASE店舗への出荷情報の自動反映によるデータ入力作業削減
- タオバオと1688.comの商品情報、仕入価格、在庫状況が確認可能
弊社サービスをご利用頂くことによって、Shopify・BASEを利用して中国輸入販売を行っている方の大幅な業務効率化が可能となります。
また、近年、「B2C」,「C2C」といったビジネス形態から、D2Cという自社商品を直接自社サイトで販売する形態を目指す企業や事業主さんが増えています。
Shopfiy・BASE・STORESといったECサービスの人気が高まりには、そういった背景があるのです。
自社商品の開発は、中国のOEM工場を利用することにより、個人の方でも比較的簡単に行うことができます。
D2Cビジネスの詳細は、下記記事で参照ください。
まとめ
時代の流れは、店舗販売からネットショップ販売へと移行しつつあり、ECサイトの構築に関連する周辺ビジネスも増えつつあります。
Shopify、BASE、STORESの3社は、ECサイト構築に向けたサービスを提供する代表的な企業であり、今回はそのサービス内容を詳しく比較しました。
3社それぞれに特徴がありますので、既述した内容を参考に目的と予算に合わせて利用するのがいいでしょう。
弊社では、中国輸入に関する全般的なサービスを提供していますので、興味のある方はいつでも下記よりご相談下さい。


最後までお読みいただき、ありがとうございました!