【初心者必見】メルカリで出品した商品を転売された理由と対策を徹底解説!
メルカリで出品している商品が、誰か知らない人に転売された経験がある人もいらっしゃるでしょう。
まったく気づいていない人も含めると、結構な数になるかも知れません。
出品の際に、いろいろ工夫して撮った画像や説明文が、そのままそっくり使われているのを見つけると、驚きと怒りを感じて当然です。
転売されている商品は、無在庫転売ヤーによって利用されていると思って間違いありません。
いわゆるプラットフォーム間の相場の差を狙った転売方法で、さまざまなノウハウやツールがスクールなどを通じて出回っているのです。
今回の記事では、メルカリへ出品した商品が転売される背景と、無在庫転売に利用されないための方法について解説します。
自分は関係ないと思っていても、案外、どこかのプラットフォームで勝手に利用されているかも知れません。
心当たりのある人はもちろんのこと、心当たりのない人も最後まで読んで参考としてください。
目次
なぜメルカリに出品した商品が転売されていたのか?
メルカリに出品した商品が勝手に転売される背景には、相場より安い価格で販売しているか、他のプラットフォームにはない稀少性のある商品を販売していることが挙げられます。
ここでは、それらの理由をくわしく見ていきましょう。
相場に比べて安い価格設定をしていた
メルカリでは一般の方が不用品処理に利用することも多く、価格設定もあまり根拠がないことがあります。
出品者にとっては不用品販売でも、市場に詳しい転売ヤーの目からみれば、売れ筋商品が激安で出品されていることも珍しくありません。
無在庫転売スクールなどでは、プラットフォーム間の価格差のある商品を簡単に抽出する独自ツールが利用されているので、市場の知識がなくても簡単に見つけられます。
稀少性の高い商品を出品していた
無在庫転売先のプラットフォームで人気商品を転売すると価格競争に陥ることもあるため、他にはない稀少性の高い商品もターゲットとなります。
それが新品の商品であればもちろんのこと、中古品でも意外と価値の高い商品も含まれているため、ターゲットの対象となります。
希少性という意味から少し離れるかも知れませんが、中古の生活家電商品などは転売商品として人気があります。
中国輸入製品でも、日本にないデザインの商品などは人気があり価格も安いため、転売の対象になることがあるのでしょう。
なぜメルカリは転売の対象となりやすいのか?
メルカリが転売のための仕入先となりやすい大きな理由は、C2C型のフリマアプリというプラットフォームの大きな特性があります。
このことを念頭において、その理由を深堀していきましょう。
商品相場に疎い出品者が多いため
メルカリの出品者は一般消費者がほとんどです。
かつてメルカリでは転売業者がツールを利用して大量出品していることもありましたが、現在ではツール利用も禁止され、いわゆる転売ヤ―の出品者は排除されました。
その代わりメルカリShopsというサービスが新設され、個人事業主などを中心とした業者が利用しており一般出品者との境界線になっています。
そのため、メルカリ内での販売は、他のプラットフォームに比べて商品相場が安い傾向があり、転売ヤ―の転売先というより仕入先としての利用が多いのが現状と言えるでしょう。
商品価値に疎い出品者が多いため
メルカリの一般ユーザーも出品するときは、ある程度は相場チェックする人が一定数います。
しかし、商品がたまたま稀少性の高いもので他に比較対象がなかった場合、その価値がわからず出品価格は適当になってしまうのはよくある話です。
メルカリ出品する人達の傾向を見ると、下図のようになります。
上記の調査結果から読み取ると
「不用品を欲しいと思う人に譲る」
「欲しいモノの購入資金にする」
「無駄なモノを処分する」
など、物販ビジネスに取り組む基本の稼ぐ姿勢から遠い理由で出品されていることがわかります。
若い人達はメルカリで販売したお金で欲しいモノを購入する傾向が高く、このような売り急いでいる出品者の価格は低くなりがちです。
メルカリではこのような背景から、実際の価値より低い価格で販売されることが多く、無在庫転売のターゲットに引っかかりやすいのです。
メルカリで転売対象とならいない対策とは
前述のような転売事情がわかってくると、せっかく出品した商品が勝手に転売されることへの反感が強くなったかも知れません。
こういった無在庫転売は、メルカリはもちろんAmazonやヤフオクでも規約で禁止されていますが、後を絶たないのが現状です。
自分の身は自分の身で守るしかありませんので、ここでは転売に効果的な対策方法を紹介します。
出品する 商品の価格相場を把握する
第一は、やはり市場からみて適正な価格で販売することです。
転売対象となるそもそもの理由が「相場から低い価格で出品している」ためなので、相場価格で出品すれば転売ヤーの目にもとまらず、転売ツールに引っかかることもありません。
メルカリ内での同一商品や類似商品の相場を調べるのはもちろんのこと、Amazonや楽天市場、ヤフーショッピングなど、日本の3大プラットフォームの相場も見ておくことが大切です。
他のプラットフォームでも出品されておらず、ひょっとしたら希少性の高い商品と思われる場合は、高めの金額設定から始めるのがいいでしょう。
価格が高くてウォッチすら入らない場合は、徐々に値段を下げていきます。
ウォッチ登録が入り始め、値段交渉のコメントが来るようになると、相場が近づいている証拠と判断し、売れた価格が相場だったと考えていいでしょう。
商品画像に細工する
相場を調べても他に例がなく、ひょっとしたら希少価値が高い商品と思われる商品は、出品するさいの商品画像へ細工するのも転売されないための一つの方法です。
下の画像などがそのいい例で、「無断転載禁止」や「メルカリ」という文字を出品画像に目立つように入れておくと効果的です。
無在庫転売ヤーはツールを利用することが多いですが、問題になる商品が混じってないかを出品前に目視でチェックするのが一般的です。
稀少性のある商品はツールには引っかかりませんが、「メルカリにあってAmazon似ない商品」というような条件でリサーチされていることがあります。
したがって、目視されるのを前提にしたこの対策は非常に有効なのです。
商品説明欄に転売ヤーへ警告文を入れる
無在庫転売では商品説明も仕入元からそのまま流用することが多いです。
したがって、「当商品はメルカリ出品です。他のサイトで見かけたら、不正利用をされているので購入しないでください」といった言葉を入れておくと効果があります。
無在庫転売の出品には、ツールが利用されていたり外注化されていることが多く、1日に100や200の数が出品されることも普通にあります。
そのため、商品説明欄まで目が行き届かずにそのまま出品されることになるでしょう。
しかし、出品先のプラットフォームのユーザーからみれば不正出品とわかるので、購入には至らないと考えられます。
場合によっては、ユーザーから通報されたり、スタッフの目にとまって不正出品者としてペナルティを課せられるかも知れません。
そうなれば、不正転売ヤ―の撲滅にもつながります。
メルカリで転売されたときの即効性のある対応策
転売対策を行ってメルカリで出品していても、商品を転売されてしまうことはあります。
そんなときは、相手を特定したうえで、ここぞとばかり対策を講じましょう。
ここでは、即効性があり効果てきめんの方法を紹介します。
転売ヤーへ直接クレームする
自分の商品が他のプラットフォームで出品されているのを発見した場合、その出品者へ電話やメールで厳しくクレームすると効果があります。
さすがにメルカリ出品者本人から連絡があれば、出品を取り消さざるを得ないでしょう。
しかし、電話に出なかったりメールを無視する転売ヤ―も珍しくありません。
事前にそのような事態も想定されているからですが、そのような悪徳業者はプラットフォームへ通報しましょう。
証拠隠しのために出品自体が取り消される可能性があるので、クレームする前に不正出品のスクショを取るのを忘れないことが大切です。
転売ヤーのメルカリIDをブロックしメルカリ運営へ通報する
別のプラットフォームで勝手に出品されていた商品が売れると、メルカリの自分の商品に注文が入るので、転売ヤーのメルカリIDが特定できます。
念のため相手のメルカリ購入履歴をチェックし、転売用に仕入れたと思われる実績が数多く見れるとさらに確証が得られるでしょう。
その転売ヤーのメルカリIDをブロックすると、二度とその転売ヤーから購入されなくなります。
また、メルカリでは転売目的での購入も禁止されているので、運営へ通報することでその転売ヤ―はメルカリを利用できなくなるでしょう。
まとめ
物販における転売は違法行為でないため、メルカリで出品した商品を無在庫転売に利用されても、相手を法的に追い詰めることはほぼ不可能です。
ただし、画像には一般人が撮ったものでも著作権が認められる可能性があります。
機械的に撮影されるものについては、創作性が否定されて著作権が成立しない可能性もありようですが、裁判で判決が出るまでわかりません。
しかし、そこまでの手段に出るのは大変ですし、出品画像や商品説明などを勝手に利用されたことへの怒りは、誰しも感じることだと思います。
そのような経験を二度としないために、今回の記事を書きましたので、ぜひ参考としてください。