中国輸入ヤフオク販売のメリット・デメリット!儲かる商品リサーチ方法で仕入先までつかもう!
中国輸入品をヤフオクで販売することには、多くのビジネスチャンスを秘めていますが、その運用にはノウハウが必要です。
何よりも販売先のプラットフォームの特徴をおさえることが第一で、それに応じた対策が必要です。
この記事では、中国輸入商品のヤフオク販売が持つメリットとデメリットを深掘りし、儲かる商品のヒントを芋づる式に得られるリサーチ方法を紹介します。
仕入先までつかめる内容ですので、ざひ最後まで読んであなたの中国輸入ビジネスの拡大に役立ててください。
中国輸入ヤフオク販売の4つのメリット
中国輸入商品をヤフオクで販売することには、独自の強みがあります。
ここではまず最初に、ヤフオクが持つ4つの主要なメリットに焦点を当て、他のプラットフォームとの違いを理解しましょう。
メリット1.コレクターズアイテムに適している
ヤフオクではオークション形式をとっていることから、コレクターズアイテムやレアな商品の販売が他のECサイトよりも適しています。
特に、40代以上の男性のマニア思考の強いユーザーが一定数存在します。
例えば、車やバイクのパーツ、工具、スポーツ用品、アウトドア・グッズ、インテリアなどをあげることができます。
中国輸入品の仕入価格の安さを利用して、そういったジャンルへターゲットを絞れば、利益率の高い販売も夢ではありません。
メリット2.オークション形式を利用して高値販売が期待できる
ヤフオクのオークション形式は、商品に対する需要が高い場合に高値での販売を実現する可能性を秘めています。
競争入札により、商品の価格が市場価値を反映し、時には予想を超える価格で落札されることもあります。
特に、中国輸入品の中には、日本国内で希少または独特の特性を持つ商品も多く、これらの商品はヤフオクでの販売によってその価値を最大限に引き出すことができるでしょう。
このように、オークション形式は販売者にとって有利な価格設定を可能にし、より大きな利益をもたらす可能性があります。
メリット3.販売手数料が安い
ヤフオクを利用する大きなメリットの一つに、他のプラットフォームよりも販売手数料が低いことが挙げられます。
Amazonの場合はジャンルによって手数料が変わりますが、FBAを利用すると30%程度に跳ね上がります。
ヤフオクと同じC2C型ECサイトのメルカリでも、販売手数料は一律10%であるのに比べると、ヤフオクの8.8%しかかかりません。
これは特に、小規模事業者や個人事業主にとって大きな魅力です。
特に仕入価格が安い中国輸入ビジネスにおいては、このメリットは高い収益率を確保することに繋がります。
メリット4.入金サイクルが短い
ヤフオクでは、商品が落札され取引が完了すると、他のプラットフォームに比べると比較的迅速に入金が行われます。
例えば、Amazonやメルカリと比べると下記の通りです。
Amazon:約2週間に1度の入金
メルカリ:売上確定後の申請から2~5日
ヤフオク:売上確定後2~3日
この短い入金サイクルは、特に資金の回転率を重視する売手にとって大きなメリットです。
資金が素早く回復することで、売手は再投資や新たな商品の仕入れを迅速に行うことが可能となり、ビジネスの成長と拡大を早めるでしょう。
また、現金の流れが安定することが経営の安定性にも寄与し、ビジネスのリスクを下げる効果があります。
中国輸入ヤフオク販売の3つのデメリット
中国輸入ヤフオク販売には多くのメリットがありますが、一方で注意すべきデメリットも存在します。
ここでは、3つの主な課題について解説しますので、これらのデメリットを理解し適切に対処することで、ビジネスのリスクを最小限に抑えましょう。
デメリット1.Ⅽ2Ⅽ型ECサイトのため顧客からの信頼の獲得が難しい
ヤフオクはC2C(Consumer to Consumer)型のECサイトであり、個人間取引が主流です。
このため、Amazonなど売手が企業や業者が殆どのECサイトと比較すると、取引における信頼性に少し欠けるため、新規顧客からの信頼を獲得が困難な側面があります。
特に、中国輸入商品を扱う場合、品質や正規性に対する不安を持つ顧客も少なくありません。
これらの懸念を払拭するためには、詳細な商品説明、透明性の高い取引履歴、充実したアフターサービスなど、信頼構築に向けた努力が必要となります。
デメリット2.顧客サービスやサポート体制が充実していない
ヤフオクのようなC2C型マーケットプレイスでは、顧客サービスやサポート体制が大手ECサイトに比べて充実していないことがあります。
個人間取引が中心のため、購入者が問題や疑問を抱えた際に迅速かつ専門的なサポートを受けられる保証が限定的です。
このため、トラブルが発生した場合の解決が遅れたり、不十分だったりすることがあり、これが顧客満足度の低下につながるリスクは否めません。
売り手は、このような環境下で信頼と満足度を確保するために、自ら積極的にコミュニケーションを取り、問題解決に努める必要があります。
デメリット3.出品期間が定められているため定期的な再出品が必要
ヤフオクでは出品期間が設定されており、最長でも1週間のサイクルが3回までとなっており、出品後一定期間経過後に商品が売れなければ再出品が必要になります。
この出品期間の制限は、売手にとって定期的な管理と更新の手間がかかります。
特に、大量の商品を扱う場合や、長期間にわたって売れ残る商品がある場合、この再出品プロセスは時間と労力を消費するでしょう。
そのため、効率的な在庫管理と販売戦略を立てることが、このデメリットを最小限に抑える鍵となります。
中国輸入ヤフオク販売で稼ぐためのリサーチ方法とは
中国輸入ヤフオク販売に興味を持たれた方は、これから解説するリサーチ方法を試してみてください。
特にコレクターズアイテムに関する知識がある分野を選ぶと、より稼ぎやすくなるでしょう。
もちろん、知識がなくともヤフオクでリサーチと販売の経験を積むことで、大きく稼げるようになるチャンスがあります。
ヤフオクで効果的に稼ぐには、前述の通りコレクターズアイテムやレアな商品を扱うのが一番です。
ここでは、比較的誰でもわかりやすいスポーツ関連グッズでそのやり方を説明しましょう。
カテゴリとキーワードで絞る
ヤフオクのサイトの検索窓右にある下図赤枠で囲んだ「+条件指定」をクリックして条件指定ページへ移動します。
下図のように条件指定画面に移動したのち、3段のキーワード入力欄の真ん中の「少なくとも一つを含む」の欄へ「中国輸入 ノーブランド」と入力します。
そして、「タイトルと商品説明」へチェックを入れます。
これにより、キーワードで指定した「中国輸入 ノーブランド」のどちらかが、タイトルと商品説明に含まれる商品を検索できます。
次にリサーチをしたいカテゴリを選びます。ここでは、例として下図のように「スポーツ、レジャー」を選択してみます。
価格帯の設定は、オークション形式の出品と定額での出品の2通りあります。
ここでは最高価格欄へ売れやすい価格である10,000円を入力し、あとは最低価格は億―ション形式は100円、定額形式では5,000円と入力してみます。
この金額は選ぶカテゴリで売れやすい価格帯を想定して、適切に設定してください。
出品情報については下図のように選択します。
出品地域と出品者は「すべて」が対象です。
中国輸入販売の場合、商品の状態は新品が前提なので「未使用」を選択し、画像で中国輸入品と目星をつけるため、オプションとして「画像あり」を選択します。
これらすべての設定が終われば、「検索」ボタンをクリックします。
商品アイテムの仕入先をつかむ
検索結果が出たら下図のように価格の高い順に並べ替えます。
ヤフオクではオークションと定額出品とに出品形式が分かれていますので、ここでは定額出品の商品を並べ替えてみました。
並び替えた商品から、中国の仕入先を特定していきます。
検索ツールとしてChromeのウェブストアから「アリババの画像検索」という拡張機能を利用しますので、下図のサイトよりダウンロードください。
出典:chromeウェブストア
先ほど並べ替えた画像から、ここでは、最近日本でもブームとなっているらしい赤枠で囲んだ「ピラティス」のグッズをリサーチします。
商品へカーソルを合わせると、下図のようにアリババ画像検索の赤い虫眼鏡のマークが左上に現れますので、それをクリックします。
この拡張ツールでは、ALIBABAをはじめ1688.com、Aliexpress、タオバオなど、アリババ・グループの主なECサイトで、画像が一致する商品を検索できます。
一致画像が多いのは下図のように1688.comで、多くのストアで同じ画像が採用されているのがわかります。
1688.comは仕入に利用している日本人が多いサイトなので、恐らくこの中のどこかから仕入れていると推測できます。
ちなみに価格が円で表示されていますが、これは中国元の価格ですので、だいたい1中国元=20円で換算するといいでしょう。
それでも各ストアの値段が2,000円前後と格安です。
20,000円で出品している商品の仕入価格が約2,000円前後ですので、国際送料や通関手数料、販売手数料などを差し引いても、得られる利益は大きいのがわかりますね。
しかし、一番安いストアから仕入をすると、品質が悪い可能性があるので注意が必要です。
商品画像は同じでも、素材や製造工程で手を抜いている可能性があるので、ストアの評価を確認しましょう。
そして、最初は仕入候補の2-3のストアからサンプル購入をして、商品の品質をチェックすることが重要です。
芋づる式に商品をリストアップする
ヤフオクで中国輸入商品を出品している出品者の殆どが、中国製品ばかりを出品している傾向があります。
したがって、十分な利益が取れる中国輸入品を販売している出品者を見つけたら、その出品者情報から下図の赤枠で囲んだ「出品中の商品を見る」をクリックします。
すると下図のように、この出品者が出している商品をすべてリストアップできます。
このようにして、売れる中国製商品を芋づる式にリストアップできるのです。
あとはこのリサーチを繰り返して、さまざまな出品者の出品情報をチェックしていけば、稼げる商品のヒントが得られるのです。
まとめ
今回の記事ではヤフオクを利用した中国輸入販売について解説しました。
ヤフオクのC2C型フリマアプリの特徴を活かせば、他のプラットフォームにはない戦略で稼ぐことが可能です。
ポイントは適切なカテゴリを選び、最初はすでに中国輸入販売で成功しているセラーを参考にすることです。
紹介したリサーチ方法で日々情報を収拾することで、しだいにどういった商品が売れやすいのかがつかめてくるでしょう。
仕入先は1688.comが卸業者や工場直営店の出品が多いため、安い価格でまとめ仕入に適しています。
将来的にOEM商品の開発する場合でも、最もオススメのECサイトです。
ただし、1688.comは中国国内向けのECサイトですので、輸入代行業者の利用が欠かせません。
弊社「THE直行便」は、昨年、日本で初めて1688.comの公式パートナーとなり、下記の記事で解説している通り、様々なサービスを展開しています。
小規模事業者のために1点からの買い付けにも対応していますので、興味のあるかたはぜひご相談ください。